野崎くん

月刊少女野崎くん・7話。前半は梅雨の話にて学校にて傘が無いお二人さん。客観的に見て実に少女マンガ的においしいシチュエーションであるが、かたやヘンテコ野崎さんこなた小動物ちよちゃんとなれば結局は物悲しい結果にしかならず…いやまあ、そういうジャンルなのでしょうがないっちゃしょうがないんだけどね。雨よけにジャミラみたいなカッコして、二人で「わー」っつって駆け出してって「わー」っつって戻ってきたのには大いに笑ったりした。楽しそうだし、いいよね。

それでもアレだ、最終的にはちょっとギャグで終わってしまったにしてもだ、高校生の男女が雨の中相合傘で帰って野郎の方のウチにやってくる…ってのはなかなかにツヤっぽくはあるなあと思った。これ、連載のマンガ状況ならそこまでじゃないんだろうけど、アニメとして色がついて声が付いて動いて演出が乗っかると結構…うん、生々しさが出るな。なればこそ余計に、野崎くんの「お前ホンマに高校生か?」という超然としたたたずまいが際立つのではある。あんたががっつく対象ってケンさんぐらいと違うやろか。ちよちゃんがかわいそう、でもあります。

後半は都先生と前野さんについて。毎度ながらこの兄ちゃん、よう第一線で仕事やってけるこったな! ノリと態度だけで仕事渡り歩けるならこれほど楽な事はないだろうが、その相手にされる方はたまったもんじゃねーだろうなと思います。ワシが都先生なら胃を壊しそうだよ…「セックスセンス」の誤植なんか、二度繰り返してるとこ見るとひょっとしてわざとと違うか! なあ! 

あと最後、女子高生的会話って何だろうと聞かれてコーンスープのコーンを残さず飲み干せる方法について語るちよちゃんがかわいすぎるのは確かである。そらまああたまなでなでしたくもなるよね。