夏のゴーヤ


●ゴーヤ喰いたくなった。苦みにそれほど耐性の無い人間だが何故かたまにゴーヤは喰いたくなる。…過去日記を「ゴーヤ」で検索してみると、なんか結構な頻度で「苦いの苦手だけど食べたくなった」つってるな。「にがいですけどたべられましたよどうですかふふん」とか、そういう自己満足な感情でもあるんだろうか。ともあれ、塩で揉む時に砂糖も加えるという苦み軽減レシピを知ってこれがかなり有効なのだが、そろそろ苦みの一段上の世界に行ってもいいのではないか、いやまだなのではないかと悩みつつ毎度やっぱり砂糖で軽減している。まあいいんだ、テメエが作ってテメエで喰うモノの話だしね。

とか思いつつ、帰宅途中のスーパーに寄ってゴーヤ買おうとしたら売り切れ。はて、この時期大体いつもあるはずなんだが。駅からウチまでそこまでの距離もないのだがスーパーが三つ四つあり、それぞれに寄り道しながら帰宅すれどもどこも売り切れである。ええー…ひょっとして私の知らん間にテレビでゴーヤこそ百薬の長、とかそういう文言でも流したか? 訝りつつウチの最寄り、ここが最後のスーパーに寄ったらやっぱり無い。ダメモトで青果に居た店員さんにゴーヤ売ってないっすかね、と聞いたら「えーちょっと待ってね…あ、あるわ」と野菜エリアの隅っこから持ってきてくれた。正真正銘最後の一つ、だそうな。…なんかマンガみたいやわマンガ。千両蜜柑の気分を味わったよ。

とまれ、値千両のゴーヤ買えたのでチャンプル風(豆腐がないので「風」だ)炒め物にして喰う。うん、苦うまい。やっぱり砂糖加えてかなり苦み軽減はしてしまいましたけどね。うん。