えん魔くん

Dororonえん魔くん メ〜ラめら・11話。天国と地獄の最終決戦、いわゆるはるまげどーんである。しかし何故かバトルの前に行われた秘密会談にて決定したのは「人類の強制大殺生」。人の魂を資産とする地獄界も天国界も、その欠乏に困ってんだから人を40億ほど殺そやないか、ほしたら万事丸く収まりまっせ、っちうね。さあ困ったどうしよう、っていう話。


一応人間側の主役であるハルミさんであり、この危機に際して文字通り身体を張った努力と行動をやり倒すんだけど…何がすごいって、それらの話がぜんッぜんまッたく話の流れに寄与してないっちうこっちゃね。確かにえん魔くんご一統は大殺生を阻止しようぜっちうことになるんだが、その理由は「気に入らないから」とか「ラブラブを邪魔されるから」とか、一切ハルミさん(と人類)に関係のないレヴェルで決まっちゃうのである。すんげえなあ。妖怪や悪魔たちと人間との間にある「越えられないギャップ」、価値観の絶対的な差異が感じられますわよね。しょーもないナンセンスアニメってのはその通りながら、なんかその辺、ちょっと背筋がサムくなったりもする。怖ェ。


天国側総大将に何故か弁天さん、そして何故かオカマ。声は喜久子姐さんなのにねえ。これも元ネタあるのかしらん。そういや弁天小僧は男でしたがね。…あんま関係ないか。