DTB

●録ッといたのを何とか消化、のDARKER THAN BLACK -流星の双子-・3話。何やかんやでヘイとスオウは敵の…いや敵だか何だかまだちいとも判んないのだが…捕縛を逃れる。ヤサグレて非情そうに見えるヘイさんであるが、他のキャラたちともども「そうなった理由」はまだ語られない。そして二人して魔都トーキョーへと進路を定めるのであった…というね。


スオウさんは典型的な「怒濤の運命に流される主人公」であり話の行く末も不透明なので、ちょいと目鼻のハッキリしない展開になってんのだが…そういう頃合を見計らってのビックリ要素の投入はやはり上手いな。まずマオのおっさん、前作でも「ちびっちょい黒猫の体に沢木郁也のやたらシヴい声」っちうギャップのお方だったのだけれど、今回に至ってはモモンガ姿だ。またかわいったらしいお姿になってまあ。相変わらずのお声だけど。


そして契約者となってしまったスオウさん。感情の喪失がどの程度なのかまだよく判んないが…それにしてもまたゴッツい「能力」ですわなあ。こういうジャンルのキャラとして「対物ライフルを乱射できる程度の能力」で主役ってェのが即物的でオモロイ。いちいち排莢しつつドゴンドゴンと場を制圧してる絵面はなかなか。…ちうか、あの得物出現シーンは何でしょう。世界を革命するために!


即物的」と書いたけれど、スオウさんがイヤボーンする契機となった列車大脱線事故もそんな感じ。即物的というよりはB級映画のノリという方がよろしいか。ベタ要素のセンスと使い方も相変わらずやねえ。