大正野球娘

●一本だけ見とこう。大正野球娘。10話。嬉し恥ずかしみんなで合宿の巻である。大量のお嬢さんたちが夏合宿となればそらもうアレのソレで水着サーヴィスよォってな風にいかない時代ですからね、という作劇法がなにやら律儀ですなあ。いやまあ、ちゃんとみんなで露天風呂シーンとかはあるんですけど。んでもってちちくり合いよりも百合妄想よりも、小梅さんのにへらァっとしたお風呂表情の方に頬ゆるんでしまうのはしょうがないな。


てことで、今回はキョーコさんがアッパーになってはダウナーになるというのがメインのお話。いちいち空回りしてヘコみ、最終的に「オレナンカドーセ」モードに入る彼女ですが、早朝から走りこみするバッテリ夫婦見て「アチシが間違ってた!」と改心する、っちうのはちょっと安易な風情が無いでもないかな。でもまあ、こういうとこも彼女らしくてエエような気もする。まァね、空回りだろうが何だろうが「回っている」に違いはないワケで、何かしら動いてもがく者には少なくとも停滞は無いでしょう。頑張れ、適当に頑張れ、うん。


それにしても、別荘といい自動車といい一流ホテルのお料理といい、ホンマに富裕層のお嬢様たちなんだなあ、と思う。うん、こういう狙い方も古めかしくてワシは割と嫌いじゃないかもしれない。