ソラカケ/咲

宇宙をかける少女・18話。イップス状況なレオパルドさんを何とかする話。元気づけても叱ってもダメ、ヤツは誉められて伸びるタイプだ、あなたは相手のことを知ろうとしたのか…云々かんぬんという仕込みを全てチャラにする「結局アキハさんがケリ入れて解決」の流れにヘンな笑みがもれたりした。いやまあ、一連のエピソードが後で別のシチュエーションにおいて生きてくるのではあろうけれど、ことこの回における構成としてはなかなか酷くてキライじゃないです。できればもっと身も蓋も無い演出で「全部無駄かい!」てな雰囲気があれば良かったけどさ。


上記の要素のうち、レオパルドさんを励ますあの人文字は明らかに「トップをねらえ!」のパロディなのだけれど、これはちょっとアレだったかな。やってみただけ感が強くて「何故トップ?」という思いが振り払えねェし。あと、ガキ臭く泣きごと言うなこっちもシンドイんじゃ、しか言わないあの理事長さんのキャラもちと疑問。状況が状況なんだし、アキハさんの独立独歩よりもコロニーの人命を優先しようよ。そこで突き放してケンケン言うだけ、って彼女そんなキャラだっけ?


…あー、ボナパルトさんは相変わらずヘタレ威勢よくてエエです。内田直哉のおっさん、楽しそーだなー! 田中理恵も。


咲-saki-・5話。合宿に来たので、えーと当然ながら風呂とか浴衣とか風呂とかちちとか、うーんそんな感じ。とにかく1話のうちに必ずサーヴィス要素を盛り込むことにかけては一歩も譲らない、という態度がよく判る。特に小清水さんのちちの描き方は本当にブレが無く、多分ちちだけでそこそこの設定や注意書きがあんじゃねーかなって感じがする。…ま、湯気ジャミングは標準装備なんだけどね。あと、風呂場で歩く部長の股間を正確に追う太陽光に笑ったりした。空気読むなあ朝の太陽。


えーと麻雀の話も。小清水さんが麻雀内容以外の要素に弱く、宮永さんはその逆、という属性の設定はキャラにあってて良い設定やなと思った。対人関係を対称軸として、その両側にいるお二人さんなのだな。ライナスの毛布的な「ペンギンのぬいぐるみ」が小清水さんが打つ上でのキーアイテム(兼ランドマーク)になるのも上手い感じ。安心感というよりはちち支え的なもののようですけれど。うん、そういう意味でも良い。当然釘宮さんのないちちもよろしい。そんなことばっか言うてるなワシ。


翌朝の滝のシーン、影と陽光のコントラストが新鮮で清々しくて、この絵を最後においてシメとするに充分なパワーがあったな。…あんま朝の景色っぽくはないんだけどね。