ソラカケ/咲

宇宙をかける少女・24話。ネルヴァルの失望と決意、そして真のレオパルドさんの出現。田村ゆかりお姉さんがマスターマインドとしてエエ所で掌握力が足らなかったので対処が遅れました、っちう話。状況が状況なんだからレオパルドさんの所を空っぽにしといちゃアカンでしょ。しかしブラックレオパルド…って元から黒いか。青目レオパルドさんが昔のオリジナルで、赤い方はかりそめペルソナだったのかな。


色々な材料や道具立てをコロニーや人たちの「単純な対決」っちう関係にまとめ上げることで、見た目に判りやすい構成になってんのはよろしい。悪の名乗りを上げた(福山さんもいろんな演技できて楽しそうな)レオパルドの前に「息子よ!」ちうてワープアウトしてくる銀河万丈とか、フツーに見せ場やないですか。ワープがちと便利道具になりすぎてるような気がするのはともかく。


キッチャテンにてある程度落ち着いた雰囲気で会話したり喧嘩したりしてるネルヴァルの絵面は面白い。人間は理解できぬと強攻策を決意したらしきネルヴァルおっさんだが、うーん、少ない判断材料で決めちゃう思い込みの強さは機械存在っぽくないな。ま、今までの積層もあるのだろうけれどさ。


咲-saki-・11話。部長さんの活躍とのどっちさんのピンチ。「ここぞという時に地獄単騎」っちう部長さんのヘンな属性が割と面白くて、それで勝ち上がってゆく理由の無さはともかく、周囲の(割とザコ気味な)人たちがどんどんと翻弄されてゆく様に「そうなるわなあ」感が出ている。…凡人から何とか勝ち上がってきた糸目お嬢さんが狙い撃ち状態なのがかわいそうですけどねえ。あと、何だかんだで部長さんもアクの強い人だよなあ。「マナー悪い」っちう評価に笑っちゃった。それ、「主人公チームのボス」のキャラじゃねえぞ。


その一方で小清水のどっちのペンギンさんは順調にエライことになっておられる。対戦中大ピンチ!→やっとペンギンが戻ってきた! っちう仕掛かと思ったら壊れてしまいました。あーあー…って、予告見たら何とか修繕するようだけど。


ラストに向けて、会場/ペンギン/小清水、と複数のステージのドラマが並行しつつ盛り上げてくる流れが上手いな。バタバタと走ってたり泣きながら歩いてたり、感情の昂ぶった絵柄が多いのも「よう判らんが盛り上がってるな」感に貢献してるような気がする。あと手鎖の人、昔はエライカッコしてやがったのな! 半裸じゃないか! お父さん許しません! …マジシャン衣装か何か?