●鉄のラインバレル17話。なんとか危機は脱しつつも孤立無援のJUDAなので、その打開策としてコスプレカラオケする話。…いやまあ、結局その辺のスベり気味なシチュは向こうさんも折込済みとして、ホンマのメイン筋は復活の矢島さんが加藤機関の手の者だったっちう話。
あのまま退場していれば理想化とともに丸く収まっていた矢島さんだが、復活させられるってことは…当然何らかの不穏な要素を携えているってことだ。当然ながら彼はコーイチさんと敵対する道を選ぶ。しかし場所を指定してまでの再会約定とはねえ。再度の「感動的死亡フラグ」にならねば良いが。
関西弁双子さんのシーンを中心に、なんかやったらとありえねえ暴走作画が見られて割と楽しかったりした。…また原作ファンにはウケ悪そうですけどね。あと中田司令はこの調子で毎回々々記録映像にて出演してもおかしくないな。最終的にはコイツ多分死んでないなこれ。
●鉄腕バーディー DECODE:02・4話。バラエティ出演のバーディーもとい有田しおんさんであって、いやあ…あらためてええちちしてんのーい! 千川さんは何とも思わんのか! 思春期だろうが思春期! あと、ビンビール大野木さんという芸人と脚本家を足して2で割ったような人の(芸人としての)再現度がそこそこあっておもろかった。折角だし本人使ってもよかったのに。こんばんみーはエエのかなあ。
少数民族とテロリズム、官憲とテロリスト。そんなめんどくせェ関係に幼馴染てなものまで絡んでくるのであり、これまたどう見ても悲劇的展開しか見えないセッティングである。暴走というにはあまりにも苦く、また抑えた感情の苛烈さが充分に感じられるナタルさんの行動が痛々しくも恐ろしい。…覚えずナタルさんの肩を持ちたくなる話運びがどうにもやり切れない。
にしても千川さんは空気読めェいよーなー! どっからどう見ても無邪気に問いただせる事件じゃないでしょうによ! いや当然ながらそういうことを尋ねる物語上の役割が必要なのではありますがね。あと「千のプラトー」って何だ? そんなエエ本なの? と思って検索したらドゥルーズとガタリだった。すんません、守備範囲外ですわ。…多分今後、内容がちまっとでも絡んでくるんだろうなあ。その辺は識者にお任せ。ワシは知らん。
●宇宙をかける少女4話。学園祭でなんか盗むのでレオパルドさんが楔装甲のレオパルド2に腹を立てて服が脱げて二式大艇で逃げてミッションコンプリートなお話。…なに言うてるか判らんて? ワシも判らん。とにかくよう判らん。このストーリーの掴めなさは…これは意図的なのかなあ? 今までは割と意図的にそうしてるものと思ってたが…。
例えばマジメ部下娘さんが「貴方には聞きたいことがたくさんある」と言いざまそのまま走って去るとか、目的のマクガフィンを普通に探せばいいのに何故か経過を二日に分けてるとか、(意味はあるんだろうが)すげえ不可解な描写があちこちに口を開けてて読解に苦労する。別にさあ、もっと素直ーォなベターァな筋立てでエエんと違うの? ここまで無駄にヘンテコな構造にせんでもなあ、と思うよ。…ひょっとして花田十輝って天然か?
あー…ま、それはいいや。とりあえずイモさんたちの趣味趣向が楽しかったのでね。「のりものフェチ」ってェのはやたら広いくくりながら面白くて、そーかーこの人たちはナビゲートのための存在だもんなー、と一人納得してたりした。