ラインバレル/鉄腕バーディー/ソラカケ

鉄のラインバレル22話。てことで、加藤機関の本来の目的が明らかになる話。今までの悪漢ぶりはさらなる悪に対抗するための訓練期間、てなとこだ。手段単体としては回りくどいし効果薄そうだしであんまし説得力はないが、彼の物語上の役割のラベルとしてはまァ、これで充分かな。…ちうか、モリツグさんもこっち来たことで、速水さんの存在意義がまた薄くなったよ? アイツ何だったの? 釘宮を通して機械融合人の恐怖を伝えるためだけの人? …落涙よのう。


最終悪たる異次元人たちは集合意識のマキナ人間。「全てをひとつに」というボーグ的な存在であるが、見た目もワシらと変わらんし普通に反逆分子がちょろちょろ出てるし、でどうも怖さや悪さは感じられないな。あれで融合を諦めてくれたら、敵でも何でもないところだけど…んー。


ラストへ向けての人員配置整理のついでに、立てたフラグを再確認して回るえろげ主人公のコーイチさん。…平野のでかちちさんを忘れてるが、彼女の薄幸属性からするとどうもこのままっぽい感じもするなあ。あと、めんどくさいフラグ立てちゃった釘宮ショタさんはもっとやられちゃえばいいと思う。あと先週「なんか本人のシムみたいだ」と書いた中田司令は本人でした。じゃあの通過試験も全部ワザとか。よーし。


鉄腕バーディー DECODE:02・9話。承前、絶体絶命の状況をすっ飛んでかわす時をかけるナタルさん。時空間転移のできる「できそこないイクシオラ」であったナタルさんであるが、彼の能力は生命をゴリゴリと削るものであった…という。


多分ある程度ナタルさんの意識/無意識が作用したことによるのだろうが、転移中に見る過去の諸々はイチイチ彼に突き刺さるのである。バーディーも親父も、そして失ってしまった友も。この大学時代に出会った時のエピソード、大学らしいゆるくて軽い雰囲気がよろしくて、そらナタルさんも木陰で微笑むよなあと思った。…最後に室戸のおっさんの前で倒れた、ってのも彼の無意識の為せるワザかしらん。


残る仇はあと四人。中でも軍人二人は手強そうであるが、女の犬の人にはちょっと甘さが見えますね。そこに勝機が見出せるかどうか、ってとこかな。あと最初の得物が「ピストル」だってのは彼らの設定からするとちょっとヘンだけど、日常風景にいきなり入り込んだ「凶器」としての存在感、のためには適切なチョイスではあった。主にワシら視聴者側からしてね。


宇宙をかける少女9話。球界を追放された超能力選手たちが、孤児院をあるいは妹を救うため今立ち上がる。ああ、世は正に巨人のマスク。…えーと、なんだこれ。もう一回言っとこうかな。えーと、なんだこれ。


一切の言い訳も説明もなく、今までの流れと全然関係ない学芸会をやる…という、かなり思い切ったバカ話。本編でとは微妙にズラした役柄を「楽しんで演じている」ようなウラ読み雰囲気も感じられる、ような気がする。…多分何か、こういう話になったシカケやら理由やらはあるんだろうけど、別にワシはどうでもいいや。


基本的にこういうのはキライじゃないが、「番外編的な酷い話」にしてはちょいと行儀が良すぎるのは趣味じゃないかな。正確に言えば、はっちゃけるのかシリアスなのかの振り切り方が甘いというか。ま、これはキャラデザインとか劇伴に起因する所もあろうけれど。とりあえずこんな状況になってさえちんこネタをやらかすレオパルドはちょっと好きです。あとはまあ、そんなもんだろ! うん!