ワールドデストラクション

ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜・最終話。世界を破壊する存在とはキリエさんでした、という話。んー…ツジツマンは合ってるかもしれんが、それでどう? ってな感じのツイストではあるなあ。


そも、デストラクトコードが何ゆえこの世に存在したのか、また何ゆえイケメン兄ちゃんの姿してんのか、ちう根本のところが実に曖昧ではある。てことはつまり、デストラクトコードがどうこう、ってェのはこの作品にとって割とどうでもいい、マクガフィンそのものだったってことだ。…それにしても牽引力の薄いマクガフィンではあるがね。


モルテさんの改悛行動も(それ言うと元々の世界破壊意思も)結構エーカゲンに処理されてて、そこに確たる意思のようなものは見えない。それで「世界の破壊を強く願った」とか言われてもどんなもんかなあとは思うけど。とにかくあまりに彼らの行動/言動が部分的過ぎて、世界の広がりが薄いんだよなあ。


…とまあいろいろとマイナスなこと言うてますが、これはこれでアリかなあ、とか思ってるワシも居るのですがね。ジャンルアニメとしてB級的に作られた味といいますかなあ。途中の妙にはっちゃけたブレ加減といい、笑って済ませてもエエんと違うか、てな軽さがないでもない。うん、トッピーがらみのしょーもない展開は割と好きだったしな。あと突発的に個性豊になる作画も棄てがたいな。今回もあのワケ判らんロボとか、敵をばったばったとなぎ倒すトッピーさんとか、割と眼福。


もっかい見直したいとか、続編をゼヒ見たいとか、どうしても人に薦めたいとか、そういう作品ではないのは確かですけど、なんかワシあんまし憎めないや。てことでまあ、ヨシ! …ああーっと、やっぱいっこだけ! 「世界撲滅の六人」って、結局誰と誰だったの? ワニ師とか入ってんの?