ワールドデストラクション

ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜・8話。水底…じゃなくて砂底において呉越同舟、なんとかこの苦境を脱出するのだするのだ、というお話。基本的にはUボートとかの密室サスペンスの構造なんだけど、あっちこっちの仕掛けがどうも安易過ぎてちょっとノりにくい。すぐ逃げられるような捉え方する乗組員、逃げる潜砂艦に理由もなく追いついて中に入っちゃう敵お二人、時限爆弾を目にしても「そんなのウソじゃん」と根拠もなく取り合わないトド艦長、事故が起こったら主人公たち以外誰も居なくなる潜砂艦。…もっと整合性があって、その上単純なお話になんぼでもできるような気がするんだけどなあ。


一見気楽な運び屋さんの過去に、一瞬ながらわずかに重い言葉を残したモルテさんの人生。ここでこれが重なってくるのか流石ァ、…という仕掛けもあんまし冴えなかったな。「そういえばこんなことがあったっけ」式の伏線披露は勘弁して欲しかったっす。ちょっと芸がなさ過ぎる。…てことで、重要そうな回ながらどうも粗が多かったなあ。