一朝事あらば上を見る

●またスカイクロラ話…ではあるけれど、映画じゃなくてゲームの話。前にも言うたがもともと「エスコンの描画エンジンでレシプロ戦闘やりたい!」てな積年の思いがあるワタシだけに、このゲームへの期待度は割と高い。…まずうぃぃ買わなんならんというそこそこ高いハードルがあるにしても、ですわ。


んで話は特定のゲームタイトルを離れて空戦ゲー一般のことなのですが、普通のモニタ比じゃ隔靴掻痒な感じしない? って話なのである。縦長の方がよくね? という。確かに通常哨戒時には水平方向への視界が重要かつ自然だけど、すわ敵機だ攻撃だ回避だ撃墜だ、ってことになるとこれはもう垂直方向…キャノピー上方へぐんと大きな視界が欲しいでしょ? でしょ?


つまりまあ、フツーの航空機ってのはヨー(横首振り)よりもピッチ(縦首振り)の方が敏感であり(そうじゃなきゃ困る)、よって目標物を正面に捕らえるためにはまずロール(横回転)して縦軸を合わせ、そしてピッチ制御で正面に持ってくる…という挙動になりますわな。空戦ゲーやった方皆さん「お互いのケツの取り合い」てなことを経験してるだろうが、単純にぐーるぐーる回りあうにせよシザーズにせよ、多くの場合敵機の姿は頭上〜正面をうろちょろしてるはずだ。アナログスティックで視界を動かして頭上を見られるタイプのゲームも多いだろうが、やっぱそういう一手間の隔靴掻痒感ナシで闘いたいじゃないですか。見上げればすぐ敵機、って方が気持ちよろしいじゃないですか。ねえ。


やはり問題は通常時。横視界が狭いとイマイチ気分的にすっきりせえへんやろなあ、というね。その前に縦置きモニタをどうすんだ、ってのもありますが。しょがね、ここは姿勢感知センサ付きのヘッドマウントディスプレイ。首を振ったら映像も動く。…ちうか10年前の予想ではもうとっくにそういう家庭用ゲーム機が出てるはずなんだがなあ! 未来は遠くなりにけり!