マクロスF

マクロスF・22話。SMSの叛乱、歌をバックに出航という以前の繰り返しシチュながら、そのテイストはずいぶん違う。俺たちァ海賊錨を上げろ、アイキャプテンホーホー、だ。マンガやわマンガ、的な事態で割と好き。ただ、ここでアルトさんとルカさんを制圧側に回した必然性はちょっと薄いかな、と思った。…心情的にも物語構造的にもね。ま、アルトさんの場合は「お前あの女扱い見てたら判るやろ? ただの優柔不断やて」と言われりゃ納得しちゃいますけどね。


「ヴァジュラバイキンにより死にかけたらエエ歌が歌える」という、あざといっちゃこれ以上あざとい設定も無いもんだ、てなシェリルさん状況。んー、この「いかにも設定」で、今後ちゃんと感動まで持っていくにはちょっとした手続きと力量が要りそうやな。多分勢いでなんとかしちゃうだろうけど、少々気になった。


作画的には整っててよろしかったが、クラン/グレイスと二度あるちち絵が妙に突出しててそっちの印象強し。特にクランさん、マジメな出航シーンでちちの質量がよく判る回り込み作画。んー、でけェなやっぱ。あと、この期に及んでやっぱりエエヤツ過ぎるエルモ氏に涙した。そーかー、純粋に歌好きか。そら敏腕社長とはいかんわなあ。