夏目友人帳/コードギアス

夏目友人帳3話。夏目さんはゴーストバスター男のことが気になるんである。人間相手には孤独っぽくあり、仲間内からも「影が薄い」と言われている夏目さんのことだ。そらまあ、似たような境遇の人が居ると聞けば気にもなろう。…それが意味もなくアヤカシを滅しているらしいとしても…だ。


とまあ、そういう前提がレッドヘリングであるのは明らかなように構成されてるんですがね。無差別アヤカシ滅殺の犯人は「何の気なしにお払いしてたお坊さん」であり、学校にいた思わせぶりな少年は大して霊力も能力も無いお坊さんの息子…というスカシ。割とほのぼのした結末は悪くなかったな。うん。


それよりも、幼少時代に親身になって自分の境遇を聞いてくれたお姉さんが実は…という、よォ考えればこれもありがちなヒッカケには見事に引っかかりましてワシ満足。んー、あのお姉さんには再登場願いたい気持。


コードギアス 反逆のルルーシュR2・16話。超合衆国を宣言したルルさん話。国家間レベルの大仕掛けと妹や友人の問題が同列…ちうか、これらがほぼ継ぎ目なく繋がっているという。政治的セカイ系、とでも言うのでしょうか? まァ実際に政治動かしてるよーな人(の虚構話)は、大概そんなモンではありますけどね。


…にしても、数千万単位であろう人々の運命を委ねる主体が「黒マスクの謎の人」ってのはどーなのかなー。エエのか国民たちよ? 裏から操るならまだしも、表舞台のド先頭がゼロマスクさんだもんなあ。この辺、「古き良き」な作品っぽいハッタリではあるよな。あと、黒騎士団の面々がスタッフロール的に出てくる演出に割と大笑い。ディートハルト演出なんでしょうねこれ。げはは。


皇帝相手でどっしょもねェのでスザクさんに頼り、テメエの正体を明かすルルさん。ナナリーさんのためという大きな理由付けはあるが、やはり集積的脚本の影響でちょっともったいない軽さだったかもしれんな。次回へのヒキとしては(普通の作品では)充分なのだけれどね。あと、スザクさん相手に7ヒットコンボを決めるカレンさんのシーンが良かった。きっとめんどっちいコマンドだったに違いない。