カイジ

●とまあ上記のどくしょかんそうぶんはですね、サド侯爵が獄中にてチマチマと妄想文を書き溜めたがようにですね、ワタシも拘束時間中にですね、まあその何だ、いいじゃないか細かいことは。


●そんなこととは関係なくやっとアニメ一本見る。逆境無頼カイジ19話。今まで空回りのどん詰まりであったカイジさんがやっと本物の光明を見る話。前回のレッドヘリングたる「一筋の光明!」てなカッコ良さとは違い、実はイカサマでしたのだ、というどうにもドロドロとした結論である。今まで積み上げてきた論理や駆け引きは何だったのか。ああ、この作品っぽい即物的どんでん返しよなあ。


そのイカサマに気付くまでの物語構築、まァ結論ありきの地点から恣意的に作り上げたものには違いあるまいが、「三つの疑惑!」だの「いや…一人、居る!」だの、恥ずかしげもない真正面のハッタリが非常に上手いので(大胆なので)もう許しちゃうわな。そこからのカイジ的逆転手法も大仰で楽しい。んー、やっぱ見せ場多いわこの作品。


前回よりエンジンかかりつつある津嘉山会長は今回もヨロシ。あの吐きつけるような「クズが…っ」はなかなか言えるもんじゃないですよ?