鬼太郎/みなみけ/バンブー/ARIA/銀魂

墓場鬼太郎9話。霧の中のジョニー登場。ははあ…割と鬼太郎に疎いワタシでも聞いたことはあるぞ。吸血鬼エリートの元ネタの人でしょ? てことでどんな人かと思ったが、とにかく江原正士の妙に「人間味」溢れる演技によってものすげえ存在感が与えられたものだ。確かにコイツはカリスマであろうよ。…あんだけのされこうべ集めといて「人間味」もないとは思うけどさ。


ギターの音色で人を操り、その血を吸わんとする吸血鬼。彼によってエライ目に遭わされた鬼太郎を救うのがねずみ男。何でまたこの期に及んで友情が芽生えたのかは毎度ながらよう判らんが、今に繋がる彼らの関係はこの辺りから醸成されてきたんだろうね。…色気どころか清潔感のカケラも無いが、ルパンと不二子的というか。ちと違うか。


どっかで聞いたような名の首相に西村知道。この作品に出てくるってことはやっぱどっかヘンな人で、何ゆえ江原正士とのキッスに興奮してんのかよう判りません。エエなあ。あと例の「ビビビビビ」なビンタは動くとああなるのか。


みなみけ〜おかわり〜・10話。のんびりしたペースながらなかなか先の読み辛い展開の話であり、そして最近の良い傾向として実にどうでもよい内容である。ハラミから花見に繋げる展開なんて、ホンマ作劇と言うものをナメてるとしか思えない。よし、それが正しい道だ。このまま行けーい。


てことで最終的には謎飲料によってワチャになるまでのお話。買い出し時の、単語やシチュエーションの類似性だけでポンポンと場面を切り替えてゆく手法がテンポよくて面白かったけど、えーと以前似たような手法見たんだよな。何のアニメだっけ。思い出せないのでやっぱもういいです。


最後にオマケ気味にくっついてきたカップラーメン話はめずらしくほのぼのノリであり、なんか後味は良かった。いや別に文句は無いが、なんかおかわりっぽくないよな、というそのまあ、やっぱもういいです。あと冒頭の風に煽られる絵がなんか良かった。


BAMBOO BLADE・22話。ブレイバーは負けない、だって正義だから。「ならば一度負けたものは悪なのか」…という話。大会開始時からあの手この手、濃厚に立ってゆく敗北フラグのあからさまさは、却って「物語の輪郭をハッキリさせる」という良い要素になっていた。真綾さんがすっ、と上段に構えただけでものすげえドラマチック演出になるのが面白くもあり、また効果的でもあり。


そして一番正義に拘泥していたタマさんの方が、禁断である「突き」を出してしまう、てな悲しさも良し。さて、次回以降が楽しみですな…先生の身の振り方もついでに。前半部分でミヤミヤとジンガイさんのバトルを見せ、ここでキッチリとミヤミヤの負けを見せているのも後に響いてきそうですね。強くなっても負けは負け…されどここでミヤミヤが良い手本を示してくれればよいが。


大将戦のなりふり構わないタマさんアクションはかなりの迫力でよろしございました。今までの磐石な強さとは違う、どこか脆そうな勢いが印象的。言っちまえばギミックとしての負けではあるが、それに終わらせない演出と絵の力があったと思いますよ。


ARIA The ORIGINATION・10話。先週見そこねたがどうやらアリスちゃんは一人昇進したらしい。そのことにうらみもヘコみもなく、素直に影から応援しているお二人さん。ホンマ屈託の無い関係性でござるな。…ちうか影から見守る、てなシチュエーション多いな。てことでアリスさんメインのお話かと思いきや、実はアイカさんのドストレートなラヴコメエピソードでした…という。


古井戸に二人でおっこってから以降の、もうなんちうか、こっちが恥ずかしくなるような展開を「恥ずかしい台詞禁止」の人にやらせるワケだ。何だかんだで一番恥ずかしい人ですからねえアイカさんは。何故ならアカリさんたちと違って、彼女はそれが「こっ恥ずかしい」と知っているからだ。だから照れる。だから焦る。それが良い。…も、いじってくれと言わんばかりですなゲッヘッヘ。


全編に渡ってギャグ表情などがとてもかわいかった。アイカさんと喰いもの競争してる時のアリスさんとか、あとまぁ社長とかね。そういやまぁ社長とアルさんは両方渡辺明乃だっけ? まさか絡みがあるとは思わなかったのでしょうな。それとあと、フォボスダイモスもあんなでかくないよね? あの月は人工的に大規模改造してあるのでしょうか。


銀魂97話。まァ予告からルパンパロってのは判っていたが、ああ旧ルパンカリ城、宮崎に大隈。確かにこの辺はよくパロディ対象にされるのではあるが、あのOPをここまでガッツリなぞってんのはあんま見ませんよね。ホンマはめたくそ気合入ってんのに「ふふーん、さりげなくやりましたよ?」てなノリで見せるのが銀魂だよなあ。


てことで本編Aパートはキャサリンのルパン的過去話。OPのアレに押されてちと小粒な話になってたけどまあいいや。ていうかテロップにあった如く「山野井さんムチャ振りすいません」ですよねえ。山野井仁大健闘にして半分玉砕、って感じ。いやパチモン臭くてエエのですが。Bパートの神楽によるニセ銀さん(グラさん)ともども割と楽しめました。…ってか脚本まで「みち子」になってんな。横手さーん!