バンブーブレード/ARIA/銀魂

BAMBOO BLADE・17話。敵の卑劣な罠にかかったタマちゃんであーる。窮地から救ったと見せかけて実はさらにエゲツない作戦を仕掛けてくる浅川悠の人は、最近割と希少種っぽいベタ悪役さんでなかなかよろし。余剰部分のないキャラ設定のおかげで、クライマックスの熱血シーンの盛り上がりが尋常やおまへんな。再度登場の広橋涼謹製「裂帛の気合」もお見事。


ところどころインサートされるイメージシーンを見るに、あの糸目さんにも何らかの理由っぽいものがありそうである。その妄執をタマさんが断ち切る! 剣道レンジャー(違う)の精神の元に! てな展開になるのでしょうかな。いや、最後まで悪役さんのままでもエエとは思いますがね。それはそれでかっちょよい。


…という本筋話をよそに、ひたすらうんこネタで場面(の隅っこ)をかっさらっていく東さんがオイシイことであるなあ。オイシイのか? まいいや。タマさんの本気に会場中が視線を奪われてる中でもその下ネタピンチをアピールする姿に本気を覚えた。ていうかさっさと保健室(トイレ)行きんしゃい。


ARIA The ORIGINATION・5話。アイカさんの憂鬱、あるいはいかにしてアイカさんはアキラさんを方向付けしか。ちうことで、努力も才能なんですよというお話。「他人の才能が羨やましけりゃその分努力だ努力だ」という至極真っ当な結論だからこそ、アイカさんの一本気に悩みやすい性格が(物語上の)役に立つワケですわな。ま、あの師弟コンビなら大丈夫でやんしょ。多分ね。


今シリーズはかなり画面の質が上々なまま推移してんのだけど、今回も仕種や動きなどに(ちょっとうざたい程の)丁寧な仕事がしてあって目を引いた。アテナさんの歌シーンとかもね。それとアキラさんの私服姿が割とレアで眼福。そういや前のシリーズでもアイカさんの私服メイン回とかあったし、姫屋は私服シーン担当かな。


…あと、先輩たちのカリスマ性を見せるためとは言え、アテナさんとアリシアさんが連続して出てきて芸をして去っていくシーケンスはなんか笑いかけてしまった。ちょっとコントっぽかったぞ、あれ。


銀魂92話。三年目突入おめでとう回にしてこれからどーやって引き伸ばしたものやら会議の巻。新シーズン突入時お約束のバカぶっちゃけ回ではありますが、今回はまたビーンボール具合がハンパやおまへんでした。「コンテ切ってるの12月だし」とか「余計な事言って水島監督に怒られた」とか、もうワヤですな。後半の唐突なお便りコーナーも、もう狙いどおりのぐっだぐだ感が出まくりで大したものだ。


その飛び道具話に挟まれた杉山紀彰の殺し屋亀話はちとかわいそうではあったかな。バカネタとして充分面白かったんだけどねえ…って、直後のCMでサスケがババンと出てきたのは狙ったギャグなのかどうか。スナイパーだけにな!(3点)