結界師/カイジ

結界師48話。ひたすらに火黒を追う良守、その良守を護ろうとする時音。閃には彼らの行動パターンが判らない。何故そこまでするのだ! という。多分それは、最後まで志々尾を理解できなかったことと繋がりがあるのだろう。…ていうか、蟲におびえたり鼻高々で講釈したり頬赤らめたり、なァるほど。これは確かに閃ちゃん人気あるわな。アニメでは一発で男と判る声だから誤解のしようもないけれどね。うーん、女性声優でも良かったのと違うか? いや、野郎の方がソッチ受けがエエのか? まいいや。


火黒という目的がハッキリしてるせいか、今回はことに良守の主人公属性が目立ってましたですかね。なんちうか「超越性」とでも言うか、瞬間的に悟っちゃってるような状態。急きも慌てもせずただ落ち着いて、しかし身の内は勢いが渦巻いてるような、ね。それが閃さん相手の余裕のある受け答えギャグにもなってたかな。んーただ、閃さんの動かし方が少々まどろっこしかった印象もありましたです。良守とアレコレやって一旦離れて時音と会ってまた似たようなことやって…とかね。


逆境無頼カイジ9話。話数一つずれてたので修正。文字通りカラッケツの素寒貧、絶望的といえばこれ以上ない状況からの逆転である。下げるときはどん底まで下げる、浮つかせるときにはこれ以上なく上げる。んー、やっぱ上手いわねえ。んで結局、見知らぬオッサンを救ったり安藤/古畑にもケリやビンタで済ませたり、そういう甘さというか「割り切れなさ」が主人公としてのカイジの特徴ではあるよな。完璧からは程遠い弱さが魅力…だか何なんだか。


理不尽への呪詛の如きラストの「くそっ、くそっ」の連発とか、今回も萩原さんの演技は気合が入ってました。がしかし、それ以上に安藤の桜井敏治が素晴らしいなあ。原作からして既に最低に素晴らしいキャラなんだけど、もうホンマ「コイツは最悪だ」という臭いまで感じられるようなゲスさがあって良。こっちくんな。