ブルーブルーブルーバックス

●しばらくリュックの中に放り込みっぱなしだった、都筑卓司「10歳からの相対性理論」をやっとこさ読了。電車の中での暇潰しにと思って入れてたんだけど、最近電車乗らなかったのですっかり忘れていた…みたいな日記は前にも書いたな。電車から離れてホンマ、本読まなくなってるもんなあ。


この本は雑誌「クォーク」連載時で既に読んでたし、また単行本になってからも一度通読してるはずなのだけれど、そういうのはすっかり頭から抜け落ちているので何も問題は無い。…でもアインシュタインが原爆投下を聞いて「オー・ヴェー」つった、というくだりはよく覚えてた。確かミヒャエル・エンデが特別番組でこの言葉に噛み付いてたような、という記憶とセットになってるみたい。「アインシュタイン・ロマン」だっけ。何かヘンな番組だったような気がするな。


ま、それはともかく。都筑さんの文章は正確性にちと怪しげなところもあるがとにかく判りやすく、また「あれ? ここはどういうことになってんの?」という疑問点に一々答えてくれるのでありがたい。上記正確性も入門書的な観点からすると十分に妥当だと思うし、多分承知の上でラフな書き方をしているよね、これは。てことで、ワタシ自身は割とファンだった人です。「だった」ってェのは最近動向をお聞きしないから。お元気でいらっしゃるのかしらん。


●上記の通りこれは既読である。おまけにそのこと忘れて二冊買っちゃったものである。「同じ本を二冊買っちゃった場合にどうしよう」というのはかなり根の深い問題でして、最近でもこんな記述をお見かけしたりするほどにみんな買っちゃうんだよなあ。今回のワタシはリュックに放り込んで粗い扱いをするために使用しましたが、うーん…普通なら捨てちゃうかもな。同じのが並んでるのを見るたびに「ワシのバカ、ワシのカス」ってのを見せ付けられてるような気がしますのでなあ。


あるいは本棚の奥にしまいこんで「無かったことにして忘れる」という素晴らしく後ろ向きな行動をとるか、だな。