DtB

DARKER THAN BLACK・16話。この街を舞台に戦争状況を演出してみせるという、なんか押井っぽいような気もする連続爆破事件。しかし事態はその真相を晒さぬうちに別ステージへと移って行く。てことで今回は挨拶代わりというか顔見世興行というか、そんな感じの話だったですかね。ま、思わせぶりな新キャラがシルエットにて登場、というラストはちょいと俗に落ちすぎな気もせんでもないが。


ピンチのヘイさんの元にメガネ主任・11月さん・7月さんの三人が登場したシーン以降は、BGMの効果もあってか何かやたらにドラマチックで割とワクワクした。そのテンションを落とさぬまま川上とも子さんのほろニガ気味なシーケンスに繋がる。うん、ワシ今までの中で一番面白く見てたかも。


えーあと、ヘテロクロミアさんの「言葉では何も伝えられないが、でも言葉を使おうとする」てなエピソードは良い味付けでしたね。不立文字がこの世の理、しかしそれだからこそ人は万巻の文字もて心を伝えねばならぬ…ってのは京極堂の台詞だっけ。


しかし、契約者は合理的で感情が薄いとされてるけど、今回までの面々を見てるとあんましそんな感じは受けなかったりするなあ。感情に乏しいというよりは、そのあり様が異なるのだろうか。自閉的な人が決してその感情を失っておらず、ただその発露の方法が違うだけみたいな。よう判らんが。