銀魂/クイーンズブレイド/DTB/にゃんこい

銀魂183話。さて先週まさかの「つづく」となった人気投票話…をダシにしたいつもの悪ふざけ。ノッケから「今週も30分どうやって埋めればいいのだろうか」という台詞でご機嫌を伺い、北斗の拳パロディやら提供画面ギャグやらの毎度なバカノリでキッチリと攻勢にかかるやり口に衰えはない。…ちうかあのへったくそなマウス絵のOP、そらいっぺんは「こんなネタもアリやんな」とか考えることもあるだろうよ。それは判るよ。でも最終的にあの出来上がりを見て、その上でGOを出しちゃう神経がどうかして…いやすばらしい。


とまあ、一発目のCM前まででこのツッコミであるよ。大概やおまへんな。その後も千葉進歩立木文彦のシブ声二重奏によるアッタマ悪い漫才会話とか、女性陣によるエセ関西弁…いやもうアレは「ヤクザ弁」やな…の猿芝居とか、実に下らない。正直「作者が出演者に襲撃されたので作品自体がグダグダに」というネタは、(一応セルフツッコミかましてたとは言え)アニメ化された段階でちょっと意味がボヤけちゃってたキライはあったけれどね。


などと言いながら堪能してたのだけれど…この期に及んで更に「つづく」かい! もう、すげえなこいつら! どうやら原作準拠のようだが、いやあ恐れ入りましたわ。どんどんやれ。


クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者・6話。田中敦子姉さんと後藤邑子姐さんとのバトルでご挨拶である。かたや電撃こなた砂、体術というよりは遠距離魔法のかけあいみたいな試合なのでイマイチ肉体、は少ない…と思いきや、ちゃんとちち出したり股間カメラ向けで転んだり、と律儀なサーヴィスぶり。メナスさんのシャイニングピラミッドにちと笑ったりした。ウィザードじゃなくてピラミッドなのね。


でも決着はやはり魔法同士がぶつかってシメの形だったので、ちょっと残尿感があったりしたかなあ。一発ゴチンとド突いて終わり、てな爽快感が希薄でね。「やった、お姉さまの勝ちだわ」とレイナさんが言ってくれなきゃパッとは判らなかったかもしれん。


そして後半は死神メイドさんがこぶつきになることを決心するの巻。いやあ、この第二部にきて急に妙な属性を持たされましたな。今まで「子供に弱い」とかいう設定あったっけ? いや別にかまわんけど。子連れになったことで他人の生気奪取(=食事)が出来なくなったのを「ダイエット」と言うてやせ我慢してますが、大丈夫かいな。死んじゃいますよ? って死霊だからエエのか。どうなんだろ。


DARKER THAN BLACK -流星の双子-・6話。能力者の母ちゃんが来て去る話。…まあその、こういう話の流れとなるならば多分母親さんとは今生の別れとなるのだろうな、てのは予測できすぎるのではあるけれど。アバンで意味深に描かれた(対価としての)ケーキを滂沱の涙流しながらがっつく息子と、やはり泣きながらそれを見守るオカマの父、というラストシーケンスが大衆演劇的に上手くてよろしいねェ。


一方のヘイさん御一統は変わりつつある。その直截原因はイザナミ…つまり銀さんによるものだが、未だ予告以外では彼女の言動すら明らかでないというギミックがイロイロと不穏ですな。多分これ、再会しても素直に喜べねェ状況になってんぞォ。人格変換とか記憶喪失とかねー、だ。わはは。


いみじくも三宅さんに「二股かけている」と表現されたヘイさん。バラエティ取り揃えてオトナのお姉さんがいっぱいの本作にて、その二股の両天秤ともにろりっちいお嬢さんだってのがヘイさんの業ではあるよなあ。前作ヒロインも事情あってろりんろりんの川上とも子さんだったしねえ。


にゃんこい・6話。ツインテ双子さんの登場である。言ってる事がかみ合わないツインテさんに振り回されるコーサカさんの図であるが、彼女(たち)が双子だってのは視聴側にはすでに明らかなわけで、そこら辺の具合はちと残念だったか。まあそれほど引っ張るようなギミックでもないのですけどね。パッと見ィで「乱暴者と大人しい人」みたいなお二人が、その実「ツンデレヤンデレ」でしたという妙なヒネり方はちょいと楽しかった。ヤンデレと言うよりは毒電波娘なのですけれど、まあ。


Bパート(と言うよりは2話目)では双子とこの猫の願いをかなえる話に移行。猫同士の仲直りと、コーサカさんとカエデさんの関係修復がパラレル…になりそうでならない、基本的にコーサカさんが一人ババを引く展開なのは相変わらず。猫仲直り話が今ひとつお話に絡み損ねてた感じはせんでもないが、まあいいや。ちうかニャム姐さん、モテモテやな(一部に)。流石は敦ッちゃん声。


さて、これで一通り主要キャラは出ましたよってとこか? 今後は彼らのアンサンブルでドラマを転がしますかね。タイトルどおり、猫も恋も両方立ててって欲しいものだけれどな。猫が添え物になっちゃうと、そこらのラブコメモノとの差異が無くなっちゃうからねえ。