●ワタシは作画オタの端くれの友達の隣人みたいなもんでもあるのだけれど、こういうのって映画やドラマのファンだったら何に当たるのだろう、と思ったり。一体に原画仕事ってェのは他の映像作品に当てはめづらくて、演出や俳優がごた混ぜになったようなもんだからなあ。演出目的ではホンマモンの演出家が別に居るし、演技は声優が大きな要素を占めるし。
そう考えると、表世界と裏方さんのハイブリッドってのが原画屋さんなんだろうかな。作画オタってどうもメジャーっぽいニュアンスが似合わないなあと思っていたけど、ワタシが作画者に対して（勝手に）そういう「裏方さん属性」を感じていたからなのかも知れぬ。比すると声優さんはまだオモテっぽいよね。この声優さんフィーチャーで作品作るぜ！ ってのは多そうだが、この原画マンによって大衆アピールだ！ って企画は（無いとは言えぬが）少ないだろうしな。キャラデザとか作監なら多少はあるかも。
やっぱね、作画オタってのはメインのストリームじゃない方がエエよ。そういう部分特化型のファンはバラエティに富むべきであり、一つの分野が過剰に大人数になるのはなんか居心地悪いやね。映画ファンのみんながみんなトム・ヌーナン*1フリークじゃ、やっぱ世の中回っていかねえのでして。
●こないだ見たタモリ倶楽部で、タモリさんが「焼肉のハラミは成田三樹夫だ」と喩えていたのが可笑しィてしゃあなかった。色々と状況が積み重なった末のこの台詞だけど、結論だけ見たらかなり頭おかしくてステキな文章だわェ。
