いろいろ

●TVを受領したので溜まったアニメを見る。多いので省力感想でいきたいが、こればっかしは書いてみねーとなーァだ。


武装錬金16話。他愛なくも楽しげないあ〜んバカンスは嵐の前の静けさ…って静かじゃないか。つかの間のパラダイスの後に控えしは、かつての仲間から死刑宣告を受けるカズキさんの物語。敵と化したブラボーの覚悟というか業というか、非情に徹する姿勢が何か心を打ちますな。…「さいさつ」って何だろ? 再度殺すこと? 最も殺すこと? 犀のおまわりさん?


前半の楽しさがよく書き込まれてて、あーこれは今後アカン展開になるんだろうなあってのが感じられましたな。こういう、ちょいと切なげな予感のするような描き方は割と好き。そういうのを置いても、つねにヘソ隠して照れっ放しな斗貴子さんはグゥでありました。


蒼天の拳13話。霊王との決着だが…うーむ、もっと単純に盛り上げちゃえばいいのになあと思った。30分で終わる一戦闘に、三回も回想シーンが入ってしまうテンポの悪さはどーにかならんか。んでその回想がまた入りの絵が全く同じ(寺院の遠景)なので、三回目には笑わざるを得ん。畳み掛けのギャグじゃないか。多分連載時には何週かに渡ってたのだろうが、まとめて見せられるとどうもヘン。


霊王の強さとそうなった理由もイマイチぴんと来なかった。北斗最強の奥義ってのが「秘孔の位置が違います」だけじゃなあ。ちっとも強そうじゃないし、案の定ろくな攻撃も出来ずに斃れてしまった。ラストに定番の善人化するのはいいが、表情(どころか顔のパーツまで)変化に「ちゃらららん」と音まで入れるのは、やっぱ笑わせようとしてるのか?


コードギアス 反逆のルルーシュ14話。シャーリーの迷いにつけ込むは、やっと正体を現した謎のヘンな人。コイツは心を読むギアス持ちであるそうな。イヤな性格+危ない精神の描写は流石ですねえ。白鳥哲の人と話が合うのと違うかな。どうもCCさんともお知りあいのようだが、そういう一族でもありますのんかね?


てことで、前回予告のいかにもなシャーリー死亡フラグはやはりヒネって来ましたね。彼女を想うが故に、断腸の記憶消去を行うルルさんである。記憶とは突き詰めれば「他ならぬその人物であること」であるわけで、ある意味「死亡フラグ」というのは当たっていたと言えぬこともない。モニュメント前のラストシーンは、ずっと抑え続けてきたのであろうルルさんのウェットで情感溢れる感情の吐露がいいクライマックスになってましたな。


Project BLUE 地球SOS・2話。えーとその、へへへ。ちょっとアレだワシ、何が出てもニヤニヤしてしまうモードに入ってしまってもうダメですわ。ホイールドリルと煙幕のひみつカーとか天を覆う巨大UFO母船とかそれ見て一斉に空を指差す群集とかですよ。挙句の果てに白衣メガネのマッドサイエンティストだ。いやマッドです絶対。じゃなきゃあんな声高に科学々々言えませんて。


高速道路のトンネルから発進するスーパーファイターは、いかにもワンダバなシーケンスがそそりますな。うーん、ワンダバというよりはITCか。海を割って出てきた巨大都市ってのもそれに近いな。


怒濤の展開だった1話もそうだけど、30分の話が進むにつれて加速度的に速くなる畳み掛けが実に良い。いや、ドライブ感は大概でしたよ。次回も期待。


ケロロ軍曹デ・ジ・キャラットスケバン刑事、というかなり分裂的なパロディ話でした。元ネタの双方ともそれほど思い入れがないので「なるほどね」以上の感想はないです。氷上恭子さんだけ出てたってことは、元ネタもそうなんだろうな(それすら知らない)。しかしいやー…このアニメのメイン層はどこなんでしょうね? 


お話自体は面白かったです。楽しめる内容にして、ちゃんとペット問題を戒めてたりする辺り、やっぱアニメ・ケロロ軍曹だなあと思いました。ナンデスカマンキュラソ星人のあいのこみたいなでかみみ星人。語尾が「デカー」なのは、スケバン刑事とかけてあったのかな。まいいや。