コードギアス/ケロロ

コードギアス 反逆のルルーシュ10話。雪がなんで白いかってェとですね、結晶構造の規則的な複雑さによる乱反射のせいです。へーそうなんだ、お前頭いいな、というお話。


山岳攻略戦の回なれど、彼我の戦力差がアホほどあるので戦術的な面白みは少ないな。ま、そこに闖入していらっしゃるルルさんがかなり盛り上げてくれるワケですが。雪崩使って状況打破、という定番アイテムの変奏曲ですね。多分ふもとの人も割と死んじゃったりしてそうだが、そこらへんがルルさんのキャラではあります。


ECMにECCM打って対抗したり、エアボーンでドカドカとロボが落っこちてきたり、そういう描写がなかなかの見所。また相変わらずメカ作画の技量も高くてアイキャンディ度が高いんですが、まァオレンジくんが全部持ってっちゃいましたね。素晴らしいジェリド(ヘタレ)属性でありまして、よく判らんが多分ファン多いだろうなあ。ラストの瀕死脱出はかなりゾクゾクしました。良。


ケロロ軍曹。前半は予算を消化するために無駄なことばっかするお役所ケロロさんたちの話。そらもう、シベリアの大地をシャベルで掘っては埋め、掘っては埋め、の世界ですな。「この作品はフィクションです」のテロップの入れ方がヤらしくてエエぞ。しかし軍曹、三億(宇宙)円ですか。そないガンプラ買えるか?


後半は内省的リクツコネクリアニメ…まあ、有体に言ってエヴァパロディ回。今までエヴァのパロディや類似物は多々作られてきただろうけど、絵面や設定じゃなくてこういう「語り口」のパロディってのはちょっと珍しいのじゃなかろか。また、非常に下らない日常のイライラが徐々に乾いた悪夢と化していくカフカ的な展開も妙に面白かった。「ケロロ軍曹」だから一応ギャグの枠内に入れてはいましたがね。


後半なんか95%渡辺久美子の一人(二役)芝居なんだよな。エライこっちゃ。脚本はああやっぱし、の山口宏でした。