復刻ラガー

●クリスマス過ぎて雨ぞ降りける。この時期のじめじめ気候ってのは割と印象にないなあ。とりあえず外出するのに手間かかるのがめんどっちい。…寒くて乾燥してるのが好きなんだよなワシ。ヘンですか?


スーパーにて夕飯を物色。見切り品のジャガイモがあったので手軽ゥにシチューにでもしますか。てとこでふと酒コーナーを見ると、妙に落ち着いた色調の缶がディスプレイされている。ああそうか、これがCMでやってた「復刻ラガー」ですな。奮発してみるか、ってんで明治と大正の両方を買ってくる。


帰宅して調理。野菜や肉を煮てからルーを割り入れるだけ、というお母さんシチューでございます。キッチリ懐かしい味になるので幸せの一形態といえよう。そして本題の復刻ラガーであるが…うーむ、常に発泡酒とかその他の酒類とか呑んでるワシだ、ビール的にはバカ舌ですよ? すまんのう、こんな人間に買われてのう。


さてそうさな、まずは明治から一口。…う、む! これは! いかなバカ舌のワタシでも判るほどのインパクト。苦くて濃くてかなり強力! いかにも麦芽ァ、てな趣が実にワイルドですな。ははあ、これはなかなか。続いて大正ラガーは…おお、呑み比べてみれば明らかにマイルド。クセが少なく呑み口が柔らかい。ちょっと間を置いてこれ自体で呑んでみたら充分に濃いので、これは明治ラガーの「濃さ」との対比による効果だな。


いやはや、堪能しましたわ。しっかしアレだ、日頃の飲料から比べると2倍以上の価格差ですよ。ちょっと「ワシには強すぎる…」って感じが無きにしも非ず。たまにホンマモン呑むとあてられますなー。


あと、缶のデザインがとてもイイっすね。明治の青も大正のクリーム色も心地よい。明治のキリン絵がヤケにリアルなのがおもしれーなー。bottled at〜とあるのがご愛嬌。


●だいぶ前に先輩のだんぱ兄さんンとこでの呑み比べ会を思い出す。アレは確か、懸賞で当たった復刻ビールではなかったか。あの時は昭和初期とかもあったっけか? ああ、あのビンラベルも懐かしいにゃー。うー。ちょっと酔った。