デジモンアドベンチャー

レンタルビデオの更新催促葉書が来たので、今年もまた手続きに行く。一本サービスで何借りようかな、と思ったが、そういや知己がエエって言うてたっけ、と「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム」にする。アニスタでも特集中ですし、いっぺん見とかねば。最後まで人生狂騒曲と迷ってたのは秘密でも何でもない。


デジモン初見ですが…いや、…こら確かに傑作ですな。作画アニメの面から見ようと思ってたんだけど、ラスト10分の畳み掛けと、最後の最後に全てがガッツリと組み合わさる快感はお見事です。基本構想はウォーゲームというかトロンなんですが、ネットのリソースを破壊してゆくという敵デジモン描写がとても上手い。まずPOSシステムがやられ、それから通信、交通、最後に軍事…という段階の踏み方が丁寧で判りやすい。


お目当ての作画面も実に満足しました。TV本編がどうなのかは判りませんが、四肢末端が小さいタイプの絵がいい感じ。日常の小芝居もイヤミなくてんこもりだし、要所々々にすんげえ緊張感のあるレイアウトがあって飽きませんな。個人的に相方のハカセ君がトイレ我慢してる動きがお気に入りでした。


少し気になったのは、なんちかその、理知的な温度の低さというかスタイリッシュさが目立ってたことかな。これは40分という短編で、ちゃんと計算して情報を盛り込まなきゃならないことにも起因するのかもしれませんが。


…2000年作品か。そーか、この頃は普通に小西寛子が居たんだなあ。あと藤田淑子様が大活躍してんので嬉しくなりました。息長いよこの方も。