ヴィンランド/コップクラフト

●今日ガンダム無いなと思ったら前回分で最終回だった。それで各人のテロップ出てたのか…。なんか普通に続くもんやと思ってしまったよ。総評…はまあ、こういうことが発生する程度に「これで終わりなの!?」ってとこに尽きようか。いろいろ理由は(主に資金的に)あるだろうが、このまま一年戦争やってくれないのは残念。とにかく安彦絵がここまでそのまんまアニメとして動くってのは類を見ない作品だったので、その一点においても惜しいことだ。ま、そんな感じ。

ヴィンランド・サガ・7話。ここでやっと原作1話…って確か、同じ作者のプラネテスもその辺の話数で原作1話やってたっけ。再構成の目的がちと異なるのでそのまんま比較はできんけども。ともあれ、上記理由によりものすごく「大河ドラマの第1話」っぽいお披露目話になってて判りやすい構成。お話自体も面白いんだけど、敵のフランク族の将軍、この時の掲載誌もあってすごくマンガマンガしたキャラやよね。ジャバザ将軍。その上で声が山口勝平なので輪をかけてマンガやわマンガ。

コップクラフト・7話。ティラナさんの高級娼婦おとり捜査の巻。いやあ、毎度のことながらお約束シチュてんこ盛りで楽しい。お堅いティラナさんが娼婦としてあれこれやってるというだけでくすくす笑いが出るのだが、そこで知り合った娼婦と友人になり・その友人が顧客であった政治家に顧客データを横流ししており・口封じで狙撃され、とまあ勘所を押さえたベタな展開が実に楽しい。事件の一番上にいるのが政治家本人じゃなくてそのヨメってのがまた生々しいなあ。あと政治家さんが致す時の「靴下はそのまま」っての、こういうネタもなんかバカバカしくてよろしい。なるほど…そういう趣味なのね。

キャロル/アストラ

●キャロル&チューズデイ・16話。主にガスの過去と過去から来た女の話。いつか出るだろうなと思ってた林原めぐみがここで登場、ひょっとして歌うかなとか思ったけどまあそれは無いか。このフローラさんの、いかにも「持ち崩した女」ってな感じがなんかすげえ生々しくてねえ。ガスの方も「昔ブイブイ言わしてて落ちぶれたおっさん」というデザインなので、この二人が並んでると妙なリアリティがあるんだよなあ。あとキャロチューの方はあんなけ世間の話題になったのにそれほどヒットしてないのがちょっと「逆ご都合」っぽい感じはする。…あのキャラの薄いバックバンドは再登場あんのかね? リアル映像参考にしてるだけにエエ動きはしてんだけど。

●彼方のアストラ・7話。前回から引き続きのシャルスさんの疑惑は前半で済ませる。時代に取り残された貴族の家柄を疎ましく思っていたとかそういう話だが、この段階ではそういう設定ってだけで物語の展開には関わらない。ま、それはおいおいってとこでしょうね。んで本題は後半、自転と公転が同期している惑星にてとうとうアストラ号が事故座礁。ここで謎の同型艦/中にいるコールドスリープの女性、というまあ…明らかに「これはアストラ号の未来の姿である」という誘導をされてるくさいのだが、どうなんでしょうね。今までストーリー中に時間航行についての仕込みネタってなんかあったっけ。

結論としては普通が一番であるのこと

●台風が来ててどうも明日以降直撃コースくさい。今もそこそこ風が強くてその予兆はある。…大風とか大雨とか大雪とか、普段どおりでない異変があると昔はワクワクしたものだけれど…今はねえ。大人がどうとかじゃなくてイレギュラーがあるとすごくお仕事的にめんどくさい。普段と違う対応を強いられるのがイヤなんだ。こういう思考に、自分のめんどくさがりで変化を嫌うヘタレ気質がよく出てるとは思う。しょうがないじゃんめんどくさいしストレスになんだから。

とは言え。一年足らず前までのように、雨風があるたびに「ああ、おうちは大丈夫だろうか、まだ屋根はあるだろうか」とかそういう心配しなくてよくなったのは僥倖ですけどね! 今はもうそういう心配のないおうち住まいですからね! うん、至って普通だな! 

ヴィンランド/オリジン/コップクラフト

ヴィンランド・サガ・6話。トルフィンがトルフィンとなるお話と共に、当時のヴァイキングさんたちの周辺事情も語られる。トルフィンが殺人童貞を失って、まあこれで半人前にもならんとは言えキビしい世界に一歩進んだな…ってタイミングでなかなかにエグい話を持ってくる。最後、悲劇的な演出を見せたうえでトルフィンがどう反応するか。ぐっとこらえて振り切る、じゃなくてあの無表情。トルフィンからどんどんと情がそぎ落とされてゆく過程がよーく判る話になってますわな。とまあ、こっからマンガ第1話に繋がるって感じですかね。

ガンダム ジ・オリジン・13話。後半、のちのホワイトベースクルーが次々と登場する辺りは流石にわくわくするね。そりゃ本編を知ってるしそこに収束するのは当然なんだけども。その裏で、レビルの「ジオンに兵なし」演説が行われて一年戦争の方向性が決定的となる。個々人の物語と大きな世界の流れを重ね合わせて示すのは大河ドラマの定番描写、こういうのも悪くない。…これでキッチリ本編も語りなおしてくれたら文句ないんだけどなあ。

コップクラフト・6話。単発の息抜き話だが、こういう軽い掌編も…というかこっちの方がワシ好みかも知れん。アッチの世界にはえろ本が無いので密輸で一儲け、というしょーもないネタもいいし、ティラナがハンドル握ったら大胆になる、というかもとからそういう性格なのがキッチリ車の運転にも反映されるという描写もコミカルで良い。とりあえず車の高速運転中に「判ってきたぞ!」という台詞はすごくこわいなあと思いました。これでえろ本の密輸からもう一ひねり、あの受け渡しトラブルが実はえろ本の中の本命密輸物に関わってくる…とかで45分くらいになれば、マジでバディものドラマそのまんまだな。いや、割とこのアニメ楽しいわ俺。

中落ってどこだろう

●帰宅の道すがらに何軒かスーパーがあるうちの一つ、そこでたまに買ってた食材があってそれは肉である。所謂「中落ちカルビ」っちうヤツで、そこそこ安くてボリュームがあり食感もいいので好んでいたのである。が、こないだ買ってきて喰ったらなんか物足りなくなってた。調理方法はそれまで通り、無料の脂身一つを溶かしつつ塩胡椒した肉を焼き、醤油・味醂・チューブにんにくとわさびをぶち込んで辛めに仕上げる、ちう下世話なもの。いや旨かったよ? でもなんか違うなあ…と思ったらこれ、肉の分厚さが減ってんだわ。それまでのはサイコロステーキとどっこいくらいのバルクがあって格子目に切り込みいれてあったのが、今回買ってきたのはちょっと厚めの市販焼肉短冊程度。ああ…それでか。個人的には肉を喰う際に重きを置く要素として「噛み切って喰うこと」が入るタイプなので、この厚みではものたらんってことなのだな。…うーん、どうやらこの店では今後このタイプの中落カルビになるようだが…残念だなあ。以前のゴツ目の肉サイズに戻ってくれませんかしら。

とりあえず、ガッツリ肉喰いたい時はまた、別のモノを探さんならん。どうしましょうかねえ。

キャロル/アストラ

●キャロル&チューズデイ・15話。デズモンドなる伝説の人が出てきて最後の歌をキャロチューたちに聞かせる話。カリスマティックな人をそれらしく描く、という結構めんどくさいことをかなり高い精度で演出してて感心する。デズモンドのデザイン、たたずまい、言動、歌の総合としての出来上がりがよう考えられてたってこっちゃろな。話の流れとしては、デズモンドさんのスピリチュアルな話とチューのお母んのポリティカルな演説をカットバックで見せてて、この対比は人としての両面であり不可分ではあるんだろうなあ。…こんかいちょっとだけ出てきたけど、そういやチューの父についてはあんまり語られないね。地球編ってのが今後あれば、実際出てくるんだろうけど。あと多分、火星からあんなふうに地球は見えない…と思うけど、まあいいや。

デズモンドさんに山寺宏一。ダンディの三人に加えてスパイクも出てきたし、林原めぐみもそのうち出てくるだろうか。あと多田葵とか。…返す返すも石塚運昇が悼まれることではあるなあ。

●彼方のアストラ・6話。ウルガーさんの叛乱はルカさんとの確執、正確にはその親に対する復讐である。ここで彼の執着が明らかになり一旦顕在化したことで、彼(とルカさん)が所謂裏切り者である確率はかなり下がることになるわな。ウルガー兄が追っていた問題が「ヤミ献金」程度では済まなさそうなことは、この物語の根幹ギミックに関わるネタではあろう。まあ今回のシャルスの疑惑は、このタイミングで出てきたってことはまた別物ってことだろうけどねえ。ここでアリエスさんのフォトグラフィックメモリ能力が出てくるのは「そろそろ生かさないとね」って感じではあります。あとルカさんは女の子だろうなとは(キャスティングもあって)思ってたけど、半陰陽でしたか。うん、アリやね。

ヴィンランド/オリジン/コップクラフト

ヴィンランド・サガ・5話。前回からの続きでこのまま原作1話につなげるかと思ったら、意外にもアニオリで1話使ってタイムスキップの間を埋めてきた。個人的にはちょっと冗長な描写かなとは思うが、幼年期トルフィンがヤサグレトルフィンになるまでのスターターイベントとして違和感が無く、割と丁寧に脚本構築してるなとは思う。時期的にユルヴァちゃんの描写をここに差し込んでくるのも悪くないしね。あとアシェラッド傭兵団んとこの「耳」、ああこいつ居たなあと思いだした。なんか印象に残るよねこいつ。

ガンダム ジ・オリジン・12話。ルウム後に戦争の方向性が決定、この辺はジオンもイケイケですな。戦争を推し進めているザビ家、それもデギン・ギレン・キシリアの頭脳担当組がそれぞれに暗躍してんので、こりゃ早晩ほころびだすだろうなってのが予想される。ギレンがアレなのはまあともかく、レビルのジオンからの帰還が「戦争を継続させたいキシリアの画策」ってのはまたヤらしい描写でいいなあ。んであんな顔してデギンが割と穏健派なのがちょっと面白い。あとマ・クベ山崎たくみはもうアレやね、塩沢兼人キャラを演じるに堂に入った具合が半端ないね。…吉開清人も2199で似てんなあと思ったけど、あんまし塩沢キャラやってないみたいだな。

コップクラフト・5話。承前、吸血女の暗躍。古い種族で常識が異なるが決して間抜けなモンスターではなく、まず情報収集して人の脅威となる、ってな雰囲気は伝奇モノとしても面白い。んでやっぱり生きてた大塚芳忠の人とともに、今後の展開におけるシコミのようなネタをちりばめつつ、基本的にはバディものとして構築されてるのがなんつーか、おっさんの胃にやさしくていいなあ。今回であれば本庁と所轄(ってアメリカでも言うのかは知らんが)の対立、たたき上げ上司が青二才のエリートを一喝する…ってな辺りがもう、ねえ。画面的なデキは今回もちょっとキツい。暗い場面で演出なのか規制なのか判別付かないくらい真っ暗けにするのはあれ、多分省力なんだろうなあ。