AIの遺電子

●AIの遺電子・11話。「幸い電脳は無事だった」レベルの事故生存者だったリサさんと、須堂先生の初顔合わせ。先生の方からケアしに行ってたのは意外な気がしたが、いやそりゃ医療に関わる者としてはそれが真っ当だわな。そして現在急に降って湧いてきた「妹」は、彼女に欠けていた家族という属性の人間であり…っつーね。いやあこの子も先生に負けず劣らずタフな過去してやがんな。コピーである妹・フィーさんにとっちゃタフどころか存在理由そのものが揺らぐような事象ではあるけれど。

てことで後半はゴーストダビング繋がりで須堂先生の問題に再帰する。コピーされ失われた母親の人格の所在情報と引き換えに、ビッグブラザー・MICHIさんは先生を手駒としてスカウトに成功した…ってことか。リサさんとはここで雇用関係の解除ですよってヒキであり、まァ普通の物語ならやっぱそうはなりませんでしたってなるんだろうし、原作の方も多分そうなんだろうけど…その辺は最終回待ちますか。あとヒューマノイドの脳紋ってのは単に個体を特定するだけなのか、あるいはそのパターンに固有の人格みたいなのが現れてんのか、どうなんだろうね。もし後者なら脳紋とやらをシンセサイズすればそれで人格コピーになる…そういうのが今回のテクノロジーなのかしらん。