ゴジラS.P/ダイナゼノン/バック・アロウ

ゴジラS.P・11話。破局をもたらすのは人知を超えた魔法のランプ、ならばどうする? ランプに回避を考えさせるのか、ランプに自己消滅を命ずるのか。OD…オーソゴナルダイアゴナライザはそのランプであり、特異点が全て「同一のもの」であるなら、…あるなら…なんでしょう? まあいいや。一方でジェットジャガーがなんか自己再起動の末に生まれ変わってますけど、もし彼がこの破局を何とかできる者であるなら…彼自身が特異点(に準ずるもの)になったりしないだろうね。そういや何となく、ランプの魔人みたいな顔してますよ。ううん。

リー博士はやっぱりあの時退場となったようで。言ってみればこのゴリゴリした世界と我々視聴者を結ぶブリッジみたいな存在であっただけに、この喪失感はなかなかである。代わりにメイさんのパーティに胡散臭ぇおっさん三人とお嬢さんが加わったですけどね。あとおやっさんゴジラ退治に乗り出すはいいけど「鞭声粛々夜河を渡る」つっちゃうとこれ、惜しいところで退治に失敗したりしそうですよ? いいの?

●SSSS.DYNAZENON・11話。すべての怪獣は去り日常へと戻る。少しずつ直してゆく。それはいささかの、辛さしんどさを伴う。…そのモラトリアムの終焉への惜別は、怪獣優性思想の人たちが言うことに近いのかもしれない。そうして世界は戻…らず、ラスボスとしてシズムさんが全てをひっくり返しますよ、という話。怪獣と共に在るのが怪獣使いってことで、やっぱガウマさんは死んじゃうよなあ…。その辺含めてこのままじゃモヤモヤしちゃう流れだけど、最終話で踏ん切りを付けられるかどうか。あとコヨミさん、実家だったのね…。チセちゃんはお母んにどう思われてんだろか。んであとオニジャさんのニュースの「自称5021歳」とかがバカチンである。実際んとこは年齢不明とかになるだろうけどね。

●バック・アロウ・23話。ラス前、案の定立ちふさがる神の中間管理職・ルドルフさんであるが、彼の圧倒的な攻撃に一つ々々隙と裏を見つけてかかるシュウさんがやはり頼もしい。こう来たらそう、ああ来たらこうといちいち奇手を打つとなれば、ミキシンの傲慢演技がとても効果的にひっくり返るというものでして。そして顕現する神その人はアロウさんのお父んみたいなお人だが、まあねえ。この方にとってみればアロウさんご一統はガン細胞みたいなもんだしねえ。…あとは基本的にレンくん大勝利、という話だった。以下次号。