ワンパンマン/キャロル

ワンパンマン・9話。武術大会の中ボス大ボスもあっけなく(大ボスゴウケツなんか戦闘シーンも描かれない)倒し、さて怪人協会/ヒーロー狩りの件に関わろうかな、ってとこでサイタマ氏が「俺って強すぎるよなあ」と悩む話。ここで彼の対極かつ同レベルに居るキングが「そんなに退屈なら気分転換すればいいし、やることないならまずやること探そうよ」とものすげえ素朴なアドバイスしてんのがおかしい。それで何となく復帰しつつあるしねえサイタマ。「俺は感情が無い」とかカッチョイイこと言った直後にゲームのことでキングに煽られて言ったなこのやろうと切れてるし。伸びしろ無くて退屈なサイタマと対比されてる伸び盛りで楽しいガロウ、という構図は判るが、こういうワキの話のほうが描写が多いんで今んとこそっち薄いよなあ。あと、素のキングやってる安元さんがとてもいい。普段メチャクチャかっこつけた声ばっかしてるから、こういう気の抜けた演技がすごく新鮮ですわなあ。

●キャロル&チューズデイ・9話。勝ち抜きスタ誕予選中。てっきりシベールとアンジェラをここで残すのかと思ったらまずシベールが敗退する、のは多分歌唱勝負以外んとこでドラマを作るってこったよな。つまりシベールのストーカー行為がこれからすごくめんどくさいことになる、ということだ。うわあめんどくさい。彼女(だよね?)の重レズ的ストーカー気質を描写するに脚本と演出が過不足なく、見ててなかなかにコワい。まー、どうなることやら。あとキッチリ勝利したアンジェラさん、歌い終わって観客の反応を見た時とか審査員からの絶賛を受けた時とかの、明らかに作っていない「素」の表情がよろしかった。陽性の感情を表出したアンジーって、ひょっとしてここで初めて見たかもしれない。