ヤマト/ゴブスレ/バキ/グリッドマン

●ヤマト2202・6話。ヤマトがテレザート星に向かう途中で「目の前の危機を救うか大儀を優先するか」というトロッコ問題みたいな前提を課せられる話、だけど当然前者をとるのがアニメとして正解ですわな。11番惑星に単艦駆けつけて人々を救う…というまあ、ご都合な流れではあるが多分裏設定的にはいろいろあるのだろう。パッと見ィはヤマトに必要なサブキャラを拾ってった、みたいな感じに見えんでもないけれども。あとキーマンの神谷浩史がなかなかいい感じの胡散臭い演技でよろしい。実は味方でもやっぱり敵でも、あるいは今んとこ動静をうかがってるでもいけますね。

ゴブリンスレイヤー・6話。アバンは「勇者」による身も蓋もない一方的バトルのシーン。こういうのがある世界の片隅でゴブスレさんがちまちまちまちまゴブリン潰してってんですよ、という対比として判りやすい絵面ではある。本編は水運都市で剣の乙女さんに依頼されてのゴブスレ話、ゴブリンパイレーツや「地下隧道の白いワニ」など、イベント戦闘が面白い回ですな。巨大ワニを目にしたゴブスレさんの「あれはゴブリンではないな」っちう台詞、今気付いたけどひょっとして「しあわせのかたち」の妖精トルネコの台詞「あれは武器ではないな」が元ネタだったんかしらん。

剣の乙女に遠藤綾。絶対しっとり系が来るなと思ってなるほどこのキャスティングも大正解だなと思いました。

●バキ・20話。千葉繁麦人というなかなか贅沢な解説付きで語られる柳さんのバトル。まあ、詳細なイントロデュースがあった方が負けるという創作物にそこそこ普遍的な法則によって、柳さんの方が負けちゃうのではあるけれども。この辺の「男として一皮剥けたので強くなったバキ」さんはなかなか痛快なのだが、(この作品の常として)それがあまり長続きしないのが残念ではある。…しかしなんかこう、前回からのあらすじが長いなと思ったら、地上波分はSAGAをカットしてた故のことらしい。どうでしょうねえ、バキファンでアニメで死刑囚編やると聞いて「じゃSAGAもやってほしいな!」って思うのは割とレアじゃないかしらん。それ踏まえた上で、うん、各方面とても頑張ったと思います。みなさま。特にネット版を見たいとは思いませんですが、機会あれば…ううんどうかなあ。まいいや。

●風が強く吹いているはちょっとリタイア。なんかしんどくなってきたのです。作品にトガはありません。んで代わりに…。

グリッドマン・6話。録画だけしてたのを見て追いついて感想。トリガーらしい突っ走る作画と特撮的な作画、両取りしてる欲張りな作品だなーってのがこれまでの感想。んで6話、アカネさんがメタ的に言う「怪獣の出ない」話…いやまあ出てることは出てんだけど、それにしてはちゃんとダレさせずにエンタテイメントしてんのがよろしい。あっちこっちでペアリングが成立してる話としてみれば、これは…うーん、ユウタさんがどこまで周囲を納得させられるかの勝負ではあるなあ。多分この街/世界はアカネさんがまるまる作ったマインクラフト/シムシティ的なものなんだろうけど、レイヤ構造をどこまで面白く見せられるか、ってのは今後の期待。ま、その辺は予想しても外れる私ですけども。