アルドノアゼロ

アルドノア・ゼロ・20話。地上では騎士三名による攻撃であり、撤退もままならない中デウカリオンの特攻でなんとかなったりするご一統である。電撃・透明・分身と、なんかイマイチ相乗効果の悪そうな組み合わせの三騎士ですけど…この辺はどっちかっつーと彼らを「撃退する」ギミックから逆算されて属性付与されてそうな気がするな。ま、それは先の事ですけどね。

そしてドラマの盛り上がりは専ら火星方面、二人の姫様である。その立ち位置からどこかハスに構えたところのあったレムリナ姫は、いつまで経っても宙ぶらりんのままなわが身/スレインに対して焦燥を覚えている。一方記憶の戻り切らなかったアセイラム姫は、マズールカ卿の「策」によってすべての記憶を取り戻すに至り、ギャップの超越に慄いたりする。…当然足元すくわれつつあんのはスレインさんですな。なんつーか、スレインさんへの執拗な追い込みドラマがてんこ盛りであって実にアレだな! エエシュミしてんな! 

イナホさんはイナホさんで、どうやら機械目玉のフィードバックに苦痛を抱えてるようですけどもね。これも流れからするとそのうち大きな問題になるべきネタでしょうけど、今の状況ではスレインさんの大時代的な、どこかお耽美っぽくもある危機に比べるとまあ、現実的っぽすぎるというか何というか。しかし船のセンサが故障したってんでブリッジから水先案内人やってるイナホさんは、もう便利道具扱いやな。もうあいつだけでいいんじゃないかな! みたいな。