アルドノアゼロ

●アルドノア・ゼロ・17話。まず地上ではマズールカ卿の処遇について。火星の騎士らしくそれなりに驕慢ではあるが、その言葉に嘘は無く、また地球に対してある一定の理解もあることが(イナホアイによって)判明する。そこでイナホさんの策ってのは、捕虜としての卿を脱走に見せかけて解放し、囚われているであろう「本当の」アセイラム姫様を護っていただこう、という。…この一連の策謀を見てたインコちゃんがちょいと不穏ではありますがね。今まで負け幼馴染属性だけしか付与されてなかったからここでもう一つ役割を…って、なんかめんどくさいことにならんとエエけどな。

一方の火星といえば、愉快なアホコンビがスレインさんを挑発してきて偽姫様がそれに乗っかっちゃったのでこちらも少々めんどくさい。まさかにアホコンビの黄色い方、マリルシャン卿が深謀をもってなんかかんかやってるとはちょっと思えないんだけど、この「決闘」がスレインさんの行く末にどう影響を及ぼすか。瑕疵となって没落のきっかけになるか、あるいは更なる上昇の踏み台とできるか。まー彼我の物語上の立ち位置を見れば、スレインさん側からすりゃ「カモが城持ってやってきた」って感じなんだろうが、最終的判断やいかにってとこっすな。

マリトさんとユキ姉のオトナ組はそれぞれの変化。マリトさんはどうやらよき方向に進みつつあるようだが、ユキ姉さんは弟のイナホさんに対してヤキモキしている。シーン尻、自分は姫様を救うのが目的でありそのまま進むのだと言って去ってゆくイナホさんに伸ばされる、マリ姉さんの手の絵がなんとも思わせぶりなレイアウトですな。伸ばした手は今んとこ彼には届かない。届くことがあるのだろうか、そして届いた時にはどういう状況になっているのだろうか。さてね。