ヤッターマン

夜ノヤッターマン・2話。悪いヤッターマンたちにデコピンしてやらんとする新生ドロンボー一味であるが、まずはこの海を越えねばどないもならん。しかし船はアカンしどうするか…ああ、青函トンネルがありますか。ってあそこ、マジで北海道だったんか! という素朴な驚き。まあそんなこんなでこの世の天国・ヤッターキングダムに乗り込んでみれば案の定、そこは天国とは程遠く…っちうお話。

冒頭からこっち、何とか伝説のドロンボー一味のエミュレートをやろうとみんなでアレコレやってんのが実によい。明らかに根がいい人なのがにじみ出てるトンズラーとボヤッキー、お姉さん口調を得意げに披露するドロンジョ。かわいらしくもいじらしい。んでこの部下どもがまた、有能にも程があるのよねえ。まさかこの2話で既に、ボヤッキーのドライバ一本で悪役メカをお出しするとは思わんかった。ノリも旧作っぽいギャグ色が濃厚になってきつつあるし、基本こいつらエエ奴らやんねえ。…向こうのロボヤッターマンとの対比で余計にね。

それにしても、そこここで見られる押井、というよりパト2っぽい演出は何なんでしょうな。廃墟となった鉄道路線のトンネルを見上げ、画像処理された敵兵器からの攻撃映像を映し、そしてあっちにもこっちにも鳥、鳥、鳥。押井のおっさんはタイムボカンシリーズにも関わりあるし、その繋がりかしらん。あとトンズラーさん、ヤッターマンロボをやっつけた時の動きってあれ…バキの武蔵さんですよね? そういやむろみさんでも唐突な板垣パロとかあったっけ。