ヤッターマン

夜ノヤッターマン・3話。新生ドロンボー一味がガリナとアルエットのお二人と出会い、そして一緒に行動するまでの話。明らかにこの二人はホンマモンのヤッターマンとしての存在っぽいんだけど、てことはかつての敵味方が共闘してるってことであり、シチュエーション的にはなかなか熱いものがあったりする。最終的にはまた彼我の両端に分かれてしまうんでしょうけども…多分、その対立も現状のそれよりはよほど「健全」なものになるであろうことを期待したいもんだ。まだ何も判りませんけどね。

ガッちゃんとアルちゃんのお二人は、今んとこまだまだヒーローとしての自覚も能力も備えていない状態。アルちゃんなんか元がおっとりした天然の上に精神性の盲目状況でして、戦うどころか守護対象以外の何物でもない。先々ヤッターマンとなるとすれば、こっからかなり変化してもらわんならんところですが、さてね。

クライマックス、ボヤやんの頼もしい「ポチっとな」によって出てきたワケ判んないメカによる大爆発逃亡。「勝てなくてもいい! 今は負けなければいい!」とて呵々大笑しつつ空に逃げてゆくご一統がかっこよかった。あのいかにもボカンシリーズっぽいメカ、デザインが大河原が噛んでないのが意外なほどではあった。泥臭くていいよね。あと何だ、ギャグとしての演出によるもんではあろうけど、メカヤッターマンたちが妙に人間くせェのが意外でちょっとおもろい。「お前撃ってみろよ」「…えー…」とか、何かこう話せば判るみたいな雰囲気さえある…んだけど、でも敵は敵なんだよなあ。やっぱ黒幕はドクロベーなんかいな。