ヤッターマン/弱虫ペダル/ジョジョ/ユリ熊嵐

夜ノヤッターマン・9話。毎度ながらしょーもない理由で敵に捕まっちゃうドロンボーご一統である。野郎二人の丸出しサーヴィス(のついでにドロンジョちゃんのちょっとしたサーヴィス)というギャグなんだけど、周囲が雪のデッカイドーなのでなんかこう、寒々しくてかわいそうだなーってのが先に立っちゃうねえ。ともあれ、別行動中のガッちゃんアルちゃんは難を逃れたが、さてどう助けにいったものやら、ってとこで…という話。

今回のメインネタはマッハGOGOGOですか。マッハ号はともかく、主役を出さずにサルの三平を立てて話を進めるってのはちょっと面白い。けど三平のパロディ的名前として「サンピー」はちょっとヤバいような気がしますがまあいいや。…ワシ流石に元ネタのマッハはあんま知らんのですが、網走番外地は特に関係ない要素なのだろうかね? それともレースに出てきたりしてたのか?

ゲスト声優さんは妙に豪華というか何というか。サルのサンピーに何故か岩田光央、ウホウホとかウキキとかしか言ってねェのに豪勢な事である。んで敵ヤッターマンの幹部連中もイトケンとか結構豪華。陶山章央とか個人的に割と久しぶりに拝聴しました。クセのある少年声が似合うねえ。

弱虫ペダル GRANDE ROAD・21話。まずは先頭集団、つっても今は今泉さんと御堂筋さんの二人だけである。熾烈極まりないタイマンバトル、今泉さんのフレームにトラブルが出れば御堂筋さんの片足もぶっ壊れたりして、なんかもう障害物競走みたいな様相である。結局御堂筋さんはリタイアとなるのだが、何とか勝ったぞーってとこで追いついて来る箱学組、特に俺は強いの福富さんの登場シーンになんか笑ってしまった。音楽が怪獣映画だよ!

ギリギリまでわが身を研ぎ澄まし、全てを出し尽くす…しかし尽くすのがちょっと早すぎた御堂筋さん、という描写で「周囲の風景が安寧と幸せで充たされる」ってェのは実にこの人らしいなとか思う。幸せであることを執念く避けてきたことによる強さ、みたいなもんだからなあ。んでもってその安寧さの中に石垣さんが入れられてんのは、ある種のファンは大満足ってとこですかね。よく判らんけど。…空が黄色い、ってのはおっさん世代だと下世話な話になりそうな気がするがまあいいや。

ゲーム外では久々登場のいいんちょ、よりもゴリゴリに目立ってる小野田お母んが場面全部かっさらってってますがね。さしものツンデレ的天然も、お母ん世代のごっつい天然にはかないまへんな。ちょっとええ話っぽいシーンになると、顔が普通の人になるというお母んのギミックは…ううん、デザインのファニーさも相俟ってなんだかちょっと、怖い。地味に結構アレなデザインされてますものねえ御母堂。

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース・33話。VSアレッシー後編。登場からかなりヤバい兄ちゃんであったが、今回は更に輪をかけてヤバいシーンや絵柄が盛り込まれてきてなかなか面白い。いきなり子供を風呂の湯に沈めて殺そうとする男、っちうシーンだもんねえ。これであのヘボい性格でなかったらもう、猟奇殺人キャラ一直線。…4部以降はそういうお人も多々出てきはるんですけどね。まあ。

そうでなくてもスタンド能力で女性を胎児にまで戻しちゃうとかエグいシーンも出てきたりするので、何とかそこまでグロく見せないような演出にしてあったような気がする。小野坂さんの振り切った演技もそうだし、ド突かれて星を出して「むにゃむにゃ…」ちうたりぶん殴られて空の彼方に飛んでったりというベタギャグ描写もそうだしね。…うん、改めて思うけどちょっと演出のシフトを変えるだけですっげえホラーな話だよな、今回。ラストのちょっとしたポルナレフ/承太郎の友情描写もあったりして、なかなかエエ具合にまとまったお話だったと思う。

てことで毎度の如く楽しんだのですが…次回はもうダービー兄か。OVAがシリーズ屈指のクォリティであり、どうしても比べちゃうのはしょうがないんですけどね。ってダービー銀河万丈かよ! またぶつけてきよったな! OVAの故内海賢二に引けを取らない貫目、キャラにもぴったり。よくこんなベストキャスティングが存在したもんだ。…先行地域の感想とか見てたら「ラオウサウザーになった」ちうてて、少し笑いました。

ユリ熊嵐・9話。クレハさんに撃たれたギンコさんであるが、なぜかまだ存在を続けている。しかしそれはホンマに生身の体なんでしょうかね? あのユリ花壇が「ともだちの扉」なる異世界への入口になってて、その先でやっぱり生きて(?)いた百合園いいんちょとユリイチャイチャしてユリダークになって…ううむ、どこまでが現実であることやら。全てギンコさんの心中風景と言われてもそうなのかもって思いそうだ。

てことでギンコさんが「欲望」を自らの中に取り込んでダーク復活した一方、ラスボス候補っぽいかなと思ってたユリーカ喜久子先生は割とあっさり退場となった様子。相手の事が好きすぎて独占したすぎて、とうとうその娘を標本のピン止めみたいに箱詰めしようとして、結局なんかええ話風に告白してお亡くなりになる。まあ迷惑千万なオバハンではあるが、スキってのはそこまでの情念であるってのもそうなんだろうかしらね。…今更気づいたが背景のエッシャーが鳥と魚じゃなくてユリなのね。凝ってんな!

途中で事態を傍観してたユリ裁判のお三人さんのシーン、ギャグ的に演出されてたけど授業さぼってユリ行為に及んでるお嬢さんの絵がかなり粘っこーい動きでなんか笑ってしまった。なんだよあのマジな腰つきはよ! 諏訪部クマさんも喜んで見てんじゃありません。