屍鬼

屍鬼・9話。尾崎医師と清信和尚は不寝番をする。患者が完全に人外と化すまでに数日かかることから、毎夜段階的に「何か」が行われているのではないか、ってことだ。そしてその予測は当たり、作戦は奏功した…かに見えたのだが、ここでも高木渉タツミさんの介入によって台無しになるのでした、という話。ふーむ、タツミさんは一般的な起き上がりと比してかなり制約の少ないお人のようで。目などの特徴は人外っぽいので、ダムピールみたいに混血とかそういうのでしょうかね。


今までの人間サイドは何が起こっているか判らないまま状況に翻弄されているだけだったが、これが初めての有効的な対処例だなあ。結果的には負けちゃったものの、この事件が状況打開の糸口にもなりそうだ。…しかしそうなると、何ゆえタツミさんは尾崎医師を生かしたまま撤退したのか、っちうこっちゃよね。どうやら何らかの思惑が働いているようだが、さて。


クライマックスの起き上がりたち大集合は、「これで何とか乗り切れそうだ」という持ち上げの後の落とし効果もあって、なっかなかに怖い絵面になってましたな。行動範囲は阻害されるものの、ゾンビのように知能が落ちているワケでもなく、前も言うたけどノウハウも蓄積されてるだろうし、こういう際の対処法もアリアリってことなんだろうな。


あとはまあ、尾崎さんとこの嫁姑問題ですかね。もうどんなキャラデザインがあっても驚かないよ! とは思っていたが、しかしこの二人が並んじゃうと大概やわ。白キノコと黒鰹節。それと尾崎医院での着替えシーン、セクシャルな網タイツ脱ぎ脱ぎが出たと思ったら実はヤスヨ看護婦さんでした、というあのフェイク演出は何なのだ。誰がどう得をするというのだ。すんません、ワシはムリです。