シドニア/ピンポン

●なんか蟲師は特番やってたみたいなんだけど、何故か録画できてなかったのでいいやもう。えー、いろいろしんどそうですが、スタッフの方々にあってはご自愛ください。どうかひとつ。

シドニアの騎士・9話。鹵獲した星白エナは、どうも不穏というか何というか…妙にオリジナル星白の要素が多くて、いろいろと怖いよねえ。谷風さんが入れあげるのも判るんだけど、まあ周囲も心配するところではあるわな。少なくともオリジナル星白時代の記憶はある程度継承されているようだが、カビザシを探知凝視してる辺りは紛れもなくガウナだし。さてねえ。

ま、そんなガウナ事情はともあれ、谷風さんの世間的な評判は一応恢復状況にはある。どころかどんどんと上昇中でもある。ノリオさんが操縦士から離れ、彼への干渉を止めちゃったからってのもあるんだろうけど、元からロボ戦闘には秀でた人ではあったしね。えーそんで、次週はユハタさんとイザナさんのダブルデートブッキングでもってラブコメ展開っすかね? 最終的にまた、谷風さんだけ痛い思いしそうな感じではあるけれどね。つーかイザナさん、フツーに女の子思考になってません? 外生研のでかちちヌミさんにあっからさまな嫉妬視線送ったりしてましたけど。この時のおまんじゅう顔がなんかこう、ブサかわいくてとても良かった。むー、って感じでねえ。

主人公近辺よりも大域的な状況もチラホラと語られているが、過去の大参事に落合さんが関わっているのはどうやら確定っぽいのかな。あのクローンを「補助脳」と呼称してましたが、じゃどっかにメイン脳みそがあるってことかしらん。ま、この辺は割とお話の根幹にかかわるネタっぽいですが。…あと、能登声のユレさんはイザナのおばあちゃんだったのか。この世界不老技術が発達してるし、もうその辺外見ではよう判らんなあ。

●ピンポン・9話。海行ったり山行ったりしてた兄ちゃんが、海外回った末に卓球に戻る事を思い立ったその日。神奈川予選会場ではいよいよって感じで各勢力が鎬を削っているのである。コンさんが敗退し、真田猫田が相次いで去り、残るはドラゴンにスマイルにペコ…だけど、ペコさんのひざはいよいよキツい。しかし彼は棄権せず戦うと云。それは何故か?

戦う理由について、ドラゴンさんはいささか屈折した感情を抱いている。アクマには「自分のため」と言い、真田相手には「チームのため」と言いのける。多分彼にとって、卓球で戦うことってのはとてつもなく持ち重りのするものであり、だからこそ他者に対して素直に伝えることのできないものなのだろう。そしてペコさんがポンコツのひざァ抱えてまだ戦いに残るのは、自分がヒーローだからであると。スマイルが俺を呼んでいる、ずっと俺を待っている。ここにきて、真正面から対象に相対することを選んだヒーローは、多分強い。…弱い人間にもちゃんと視線を送る作品ではあるんだけどね。アクマとかね。

それにしても、ペコもスマイルもなんとまあエエ笑顔なのだろう。スマイルのアダナの元となった過去の笑みのいいけど、まァ今回のハイライトはラストのペコの笑み、凄まじく開放的でヒーロー然としたあの表情だろうね。そらオババも愛してると言うわいな。

あとアクマさんは、サブタイの言葉を何度も採用されて優遇されてんな。そんなけ動かしやすい、エエ位置のサブキャラではあるんだろう。今回のドラゴンとのトイレでのシーンは、そんな中でも特に印象深いシーンだった。「少し泣く」ですか…うん、泣くよね。あとツレのムーコさんがとんでもなく頭悪そーで良かった。なんだあの演技。