ささみさん

ささみさん@がんばらない・3話。アバンの因幡の白兎譚にかこつけたお兄ちゃん報告書を見るだに、ささみさんの方も情緒的に結構アレな…というか、共依存よねこれ。そして本編で語られるはいかにして二人がそんな共依存体制になりしかという話。てことで、本日は兄妹と神器三姉妹の立ち位置とちょっとした解題を行う回やね。

世界改変によってこの世の安寧を図る謎組織のツクヨミ神社、その強大なる巫女であったが俗世を識って逃げ出しちゃったささみさんと、彼女に全てをささげついてゆく兄。ゴタゴタをすべてまとめ抱えて自己犠牲を貫こうとする兄の行動、しかしてその結果は「そのように望んだ」妹の超パワーによる茶番でありました、というね。茶番で壊滅させられた神社側はエライとばっちりですけれども。

ネタとしては、神に近い(というか中身はマジ神である)ささみさんであるけれど、その強大な力に振り回されつつもみんなに支えられてていいんだよ、と。支えあうモノは神ならず、そは人なればこそ。神が市井にて零落…いや、俗化すると言うべきか。力をもてあましてがんばらないよりは、人としてがんばってみるのもよかろう、ってことですかな。とまれ、新たな世界と環境を得て彼女は進みはじめました、ってことでなんかエエ感じの最終回みたいでもあった。

にしても、あの攻撃軍は何なのだ。エイブラムスとアパッチ…か? 米軍? 米軍なの? まああんまり深い意味はないのかもしれないけれど。