テンペスト

絶園のテンペスト・13話。物語折り返しってことで状況整理と回想を含んだ総集編、ってとこですかね。主にマヒロさんの視線からってのが結構面白いんだけど、でも確かにやることに裏表が無い彼の立場ってのはこういう役目に合ってるかもしれない。…ちょくちょく入ってくるお子様状態のシーンは、何となく尺かせぎっぽい印象が先に立っちゃったんですけどね。現在の年齢のお二人さんの隣に座ってたり、ちと技巧に走りすぎだなあ、とかそう思ったりも。まいいや。

どうやらあの大怪獣バトルの後、世界人口の三分の一が吹っ飛んでしまったらしい。それだけでも強烈なのに、その上現世界ははじまりの樹の強力な干渉下にあり、なんかちょっとでも犯罪的行為をやらかしたら即あの世行き、おかげで世界は強制的な平和状況に、という…ううん、ある意味ディストピアですな。究極の全体主義、管理社会の実現。ここまで来ると一体はじまりの樹って何なの、何が目的なのとかそういう風に思っちゃう。世界がこうなのに俺は救われねえ、不合理だわーというマヒロさんの言も何となく判る。いや、元々この人はそういうキャラなんではあるけれど。

ラストの落ち着いてるサモンさんの言葉からすると、これからマヒロとヨシノによる対立・代理戦争みたいな話になるのだろうか。その割に次回予告がものすげえネタくさいのはどうしたことか。まるでラブコメの上にアラサー姉さんも元気そうだし…ああ、はい、おめでとうございます…。