テンペスト

絶園のテンペスト・10話。ザックリと言えば、先週の後半に引き続いてサモンさんが慌てたり喜んだり絶望したりするという、まあ主人公三人組が敵の苦労人ボスをもてあそぶお話である。実際ヨシノさんは「立証をする」と言いつつも立証自体は割とどうでもよく、またスジ的にも樽姫さまが自信取り戻しただけで情勢に何の変化もなく、ただサモンさんのぐにゃあああ度合いが極限まで高まりましたよ、という…。

いやもう実際、サモンさんってばボスと言うより中間管理職。何か起こるたびにいっちいち的確にリアクション芸人してくれるので、さぞかしヨシノさんたち(≒スタッフ)もいじり甲斐があろう。「偽証による冤罪だあ!」だの「今更常識もないだろ!」だの、単語選択のチョイスが素晴らしくヘタレでよろしい。今までさんざんカツンカツンやってた刀を、ここしかないというタイミングでバッタと取り落とした時には拍手したくなったよ。なんだこのアニメ。

28歳無職さんと槍男さんもエエアクション作画してもろて活躍しており、充分にかっこよかったんだけど、いかんせん本編/サモンさんが見所多すぎた。でもまあ、無職のフロイライン姉さんは何だかんだでこれからも活躍して欲しいものだと思います。あなたはそれで充分濃いのですから。うん。