エクスペンダブルズ

●あと録画してたエクスペンダブルズも視聴した。スタローン含めた往年のB級アクションスター揃い踏みという映画だが、実際に本気でドタバタとアクションしてるのはスタローン本人以外は中堅現役の人がほとんどであった。基本的にはジェイソン・ステイサムジェット・リー辺りの、ガチンコでアクションできるお人がメインである。…ま、そらしゃーないよねえ。ドルフ・ラングレンはよう頑張って下さいましたよ。50超えてさ。

それ考えるとメイン張って大立ち回りしてるスタローン御大はどうかしてるって思うよ。役柄的にもロートルリーダーでありしばしばトシ取ったなーとかこぼしてるけど、60半ばでアレやれる人は世界にそうそう居ないよね! マジで。あとあくまでカメオ的出演なのだが、スタローンとシュワルツェネッガーとウィリスが一堂に会してるあのシーンはちょっとドキドキしたよ。ゲスト二人がそのままどっか行っちゃったのがホンマに残念。

お話的にはホントに昔のB級ノリで、今の主流ビッグバジェット映画からするとどうもモッチャリした展開なのは否めんが…まあ、これはこーゆーもんだ。後半敵の本拠地に乗り込んでからが本腰、アクション火薬大爆発! で気持ちよろしい。スタローンやステイサム辺りの肉弾ゴッツンゴッツン組のアクションと、技と速さのジェット・リーが好対照。全体的に画面が暗くて家庭のモニタではよく判りにくいところもあるアクションシーンなんだけど、それでもリー師父が出てきたらシルエットの動きで判る。流石やな。あとAA12の威力が卑怯だ。ボンボンボン言いつつあっという間に敵の群れをミンチにしてゆく…怖すぎるわ!

吹き替えはできうる限りの大サーヴィスで満足です。ささきいさおはかなり声に年齢がにじんでんだけど、このスタローンにはとてもよく合っているのでほぼ問題なし。エエ声ですよ。ステイサムにちゃんと山路和弘をキャストしてくれたのが地味に嬉しかったり。あと上記の三大スター大結集シーン、玄田哲章のシュワはともかくウィリスに中村秀利はちょっと印象うすいな。フィルモグラフィ見るとアテたことはあるんだけどねえ。…個人的にはガンダム続編シリーズでよくアゴのガッチリしたタイプの中堅戦士やってるイメージですが。でも確かに、野沢那智亡き今ウィリスと言えば誰だろうってのはある。樋浦勉かな。

今回の地上波放送ではおケツに「2」の冒頭部分を流すというサーヴィスがあった。これがまた卑怯でして、この7分で1作目分のアクションやりきっちゃったんじゃねーかというスケールアップぶりがたまらん。シュワ相手に「俺の武器取ったらぶっ殺す(ターミネートする)ぞ」と言うとか、毎度ながらメタネタがエエなあ。まずい、ちょっと見に行きたくなってしまった。