イカ娘/輝きのタクト

侵略!イカ娘・11話。Aパートは恐怖の人形、全体的な画面の彩度落としてホラー風味を付加してますな。…そうねえ、昔流行ったモノって今見たら「何が良かったんだろう」って思うこと、あるよね。ファービーとかキャベツ畑人形とかそういうのが元ネタだと思うけれど、時間が来たら急に喋るのも自動的に向きを変えるのも流石に怖い。ありそうなギミックではあるけどさ。Bパートのシンディと三バカが千鶴さんを狙う話とあわせて恐怖シリーズ、っちうと千鶴姉さんに切断されそうですが。


Cパートはイカちゃん初めての山登りの巻。一緒に行楽しようって辺り、栄子たちにとってもうホントに家族の一員なのだなあ。めんどくさいのでヤダーつってるイカちゃんを引き止める様子に割とほのぼのする。…しかしこの山、リスやサルはまだしもヒグマ、あまつさえキングコブラが出没するとは一体日本のどこなのだ。コブラとバトルして(毒じゃなく)打撃でKOされてるイカちゃんもイカちゃんだが、全くドジだなあとフツーに笑っている皆さんも皆さんだ。ま、千鶴姉さんならばコブラの1匹や2匹、脅しにもならないだろうけれど。


あと、今迄で一番のヒラヒラ服着た早苗さんがかわいい、ちうか気合充分ちうか。やっぱあれ、イカちゃんに見せるための服なんだろうなあ…。


さて、次回最終回。むう、ここまで名残惜しい作品になるとはねえ。予告見るとどうやらタコっぽいお嬢さんが出てくるようで、確かにシメっぽい余韻はありそうだ。


STAR DRIVER 輝きのタクト・12話。引き続きおとな銀行のターン、今回はカナコ奥様自らが出る! っちうお話。いろいろと事情や責務を抱え、ただ普通の学生生活の幸せを求めているだけの高校生マダム…ってなバックボーンを提示した上で、バトルネタがボクシング! なのがこの作品らしいワケ判んなさで良いなあ。取り合わせのミスマッチ具合というか、手術台の上のミシンとこうもり傘というか。このためだけに復活させられた1話のボクサー少年さんのすっばらしいカマセぶりがすごくかわいそうで、感心したりした。良かったね。


ガラス越しのキスをしたり扇情的な台詞を弄したりと奔放なカナコ奥様。彼女は楽しそうだと言われたシモーヌさんは「そうなのかしら」と呟く。屈託無く楽しむこと、それは彼女にとって結構な贅沢であり、なかなか手の届かぬコトなのだろう。銀河美少年とのバトルの最中、そして全て終わった後のリムジンの中。ここでの彼女は本当に楽しそうであり、その楽しさをもたらした主体がタクトさんとなれば…ま、惚れますか。どうでしょうか。


相変わらずゴージャスな絵作りながら、どうもアッサリとしたロボットバトルではあるのだけれど、でもやっぱカッケーよね。わざわざメカに乗ってまで殴り合いってのがバカっぽくてよいし、また殴り合いとなればそれは当然「終わった…」「いや、まだじゃーい!」の理屈抜き根性復活じゃよね。てことでんー、なんか今回は吹っ切れてておもろかったっすわ。