荒川

荒川アンダーザブリッジ×ブリッジ・8話。アマゾネス再来襲の巻。彼女のリクさんへの思いはホンマモンのようであり、だからこそ困ったもんである。とうとう洗脳手段まで持ち出してきてリクさんとくっつこうと画策するのですが…という話。ほほーリクさんこれはモテモテですな。本気で惚れてるお嬢さんたちにかこまれてるとは、所謂ハーレムモノの主人公クラスではないですか。絵面的/内容的には純然たる荒川下世界ですけどな。


一話まるごと使って(連載時には分割してたりしたんだろうけど)一つのエピソードを語るという余裕があったので、普段よりキャラの心情やドラマ構築が深化してた感じ。基本的には毎度のシュールギャグ世界なんだけど、結局リクさんを助けてしまう星とかニノさんを思う心は本物であるリクさんとかの描写はちょいとマジ気味でよろしかった。ちうか、普通の人とは異なる形ながら、しっかりとリクさんを想っているニノさんがかわいかったなあ。終わり際のミュシャ風ニノ絵もステキでしたぜ。


洗脳シーンのBGMが結構な出色で、何かホンマに心が不安定になる要素を持ちつつ、なぜかそこそこ感動シーンにも合うという不思議な旋律。あれサントラ欲しいな。あと今回はつーか今回もっつーか、小林ゆう演技大会やな。話の頭からケツまでヘンな声しか出していないゆう姉さんに惚れるが、別に洗脳されたわけではない。ついでに取り巻きの天狗さんたちは中村悠一の三役ですが、これがまたムチャな演技分けしててご苦労様ですわ。アマゾネスサイドの声優さんは大変ねえ。