鏡の向こうより迫る文字

●AMBULANCE。鏡面対称で、救急車ね。

海外の救急車の前面にはこの単語の鏡文字が書いてある、ってのを知ったのは安野光雅の著作からだっけ。走行中のドライバーがバックミラーで救急車を見た時にちゃんと読めるように、というこっちゃそうです。おっと救急車が後ろから、ならば道を開けなければ…というね。ならば元から鏡面対称にしといたら問題ねェでげしょ? ってことでこのさかさま文字ですが、そのようにした結果読みにくくなってしまったのでは意味が無いではありませんか。そこらへんどうなのか。ええ? あァ? すんませんねえ。


●子供の頃車のプラモ作ってて、デカールに「OBЯUT」みたいな鏡文字のがあって少々不思議だったのだけれど、上記の話読んでなるほど、と思ったのでした。要するにバックミラーで見たら追いかけてくるワシのTURBOカーが視認できるやろがい! なんぴとたりともワシの前は走らせんわーい! ってこったのね。いや本気でそういうつもりかどうかはともかく、鏡で見たらちゃんと見える字ってのが「追い越す側の車ですよという記号」になってんのだろうな。…知らんけどさ。うん。