のだめ/はなまる

のだめカンタービレ フィナーレ・6話。のだめさんとルイさんと、で曲目がカブってしまったことを言い出しにくい千秋さん。アレコレ考えてるうちにちゃっちゃとのだめさんにバレてしまう…という、わりかし恋愛ドラマの修羅場的シチュエーションなのだけれど、ドロドロ方面じゃなくて恐怖演出(のギャグ)でサラリと演出してくれるのはこの作品らしい。ワシ的にも観賞しやすいですし。…いやちゃんと涙雨の絵があったり、最低限の鞘当て描写はあるんですけどね。


そして今回の残り時間は、ほぼ千秋とのだめのピアノレッスンで全てである。各々の課題曲に対する千秋の分析、のだめの印象、そして演奏の連続々々。こちらも軽快に演出されているが、いやあ濃厚な時間ではあるよねえ。アレコレ言いあいつつ、フとエエ感じの雰囲気になった所で盛り上がって…ピアノ演奏。以前も言うたけど、ホンマのだめさんにとっての官能的快感情ってのはそのまま音楽なんだねえ。…ま、千秋さんにもそういうケはあるのだけれど。この作品の登場人物はだいたいそうか?


はなまる幼稚園・7話。何故かサクラ先輩と幼稚園三人組と山本先生まで連れて里帰りするツッチーのお話。割とカジュアルな大人組の一方、いかにも「一張羅着せてもらいましたよ」ってな三人園児さんの私服がかわいらしい。…ヒイラギさんはこういう時はちゃんとお洋服着たはるのね。何か着ぐるみでも装着するかと思いましたよ…って、泳ぐときはそれかい! まいいや。


ワヤワヤとした前半を経て、後半は妹さんのヤキモキと夏祭りのお話。今回ツン成分は控え目で、とにかくオクテのデレモードな妹さん。昔と今のお兄さんを比べ、自分の知らない兄の要素に戸惑い、フと皆から離れ去ってしまう。…こういう微妙なお嬢さん心は上手いね。アチシの中にある「乙女要素」がうんうんとうなずいてましたですよ。ワシの外見はドおっさんであるのは気にしない。


立ち位置としては見事にモテモテっぽいツッチーさん…ってまあ、相手の幼稚園児比率が高いのではありますがね。受身で振り回されキャラな彼は、アンズさんやら妹さんやらの話を聞いているシーンが多い。やっぱそうね、相手のことを聞いてあげることができる、っちうのは先生として…あるいはモテキャラとして必要な要素やよね。ま、肝心の山本先生相手だとその関係は逆転してしまうのだけれど。しばらくはヘタレのままでしょうなあ。