夢の話は誰も聞かない

●夢を見る。友人宅で遊んでいると一匹のシロアリを発見。あららと思いつつ探索すると、廊下の菓子箱に小さな穴が開いていて床下へと続いている。床板を外すと案の定、体長10cmほどのイモムシのような女王シロアリさえ見えるコロニーがある。


何故かここの家は有名人一家だったので、何故かこのシロアリ駆除の様子を映画化することになる(監督はアーヴィン・カーシュナー)。床下見てたらさらに奥の方に何やら蠢くものがあるのに気づき、電灯で照らしてみればこはいかに、床下空間そこらじゅうシロアリだらけ、女王シロアリなんか直径50cmの全長3mほどもある巨大生命体。うへー! 


てことで駆除大作戦、えの素の「○○屋」の如く大声で呼んだら来た駆除屋に全てを任せる。床下の一角に何かトラップのようなものを仕掛けていて、そこに女王を誘い込んでどうこうするらしい。釣り餌は南米生息の小さなカエルだそうだ…ってシロアリってそんなもん喰うの? まいいや。


しかし一向にカエルに気づいてくれないシロアリ連に業を煮やし、デカいイモムシのような女王掴んで「ほら! こっちだって!」とワナの所に連れてくる業者さんとか家の住人たち(何故かみなかわいい女の子)。ついでに一般人シロアリたちも何? 何? とくっついてくる。そして何でシロアリが直立二足歩行してんだよ。体長…いや身長30cmほどあるし、普通に服着てるし、そしてそこのチミは何故沖田艦長のコスプレなのだ。


どうやらシロアリ世界にもシロアリヤマトがあるらしく、言葉はちっとも通じないが艦長の名シーンを演じあったりしてワタシとソイツで盛り上がったりしている。地球か何もかもが懐かしい、ちうて持ってる写真落とすんだよな、そうそうわははは! とか(この辺りで映画の監督はブライアン・シンガーに変更されている)。駆除する側とされる側の関係なのに妙に和やかしい状況だなと思うが、時折羽アリたちが大挙して飛んで逃げてってるので、それなりに危機感もってる奴もいるようだ。


途中描写をすっ飛ばして駆除完了、どうやらシロアリみんな死んだか去ったかしたらしい。よしこれで一安心、撮影クルーもお疲れさまでした(監督はケネス・ブラナーに最終決定したらしい)、と落ち着いてふと見上げると、軒下の所にツバメの巣のようなものがある。不穏な音楽とともにそこにトラックアップしていく映像。ああこれはホラー映画のシメパターン…って、シロアリの次がツバメではちょっと迫力足らなくない? と思ってたら目が醒めた。