ケメコデラックス

●何とか一本見る。てことで新番組・ケメコデラックス! 。詳細は知らんが、水島努監督のギャグっぽいアニメなので視聴開始してみました。んで初っ端の感想は「ここまで動くのか!」ですなあ。特に二頭身少女(?)たるケメコさんのアクション、特に特に手のひらロボとのバトルシーンとか、本当に「楽しそうな」タイミングと小技でグイグイと動く。それが笑いやシーンとしての強度に繋がってるので、とても素直に画面鑑賞できる。ん、そーかー、こういう路線かあ。


本編の構造は常識人っぽい主人公少年の元にヘンな女の子が降ってくる…という、これまた落ちモノ。そう、ジャンルとしては今期に限らず普遍的に一般的に日常的にありふれすぎたアノアレなんだけど、このテンポでこの無内容をやられると流石に際立つわなあ。とにかく、監督の資質である「その状況によって発生するであろう一般的な反応や感情をどんどん置いてって話を進め続ける(でもツッコミはアリ)」というムチャなヤリクチがかっちりと嵌っていた。んー、寄り切られた感じでワシの負け。


普通こんなやり方では早々にパワーとパターンが枯渇してしまうものだが、さて、1クールでも続けてこのテンションとギャグ濃度を維持できるか否か。見てみましょうそうしましょう。


にしても、斎藤千和はいつの間にこんなキャラ付けをされる声優さんにクラスアップしたのか。本編の演技もともかく、あのEDはほとんど罰ゲームの世界である。…そもそも、中の人とケメコさんを両方チワさんがやってもあんまし問題ないような気もすんだよな。そこをあえて戸松遥…ううーん、監督ってばギャグの鬼。あと、早坂さんという人が早くも黒くてなんかファンになりそうな気がした。