●あと少しで帰れるかなあどうかなあ、って辺りで外を見たらものすげえ雨。土砂降りというかレイニングキャッツアンドドッグズというか、もう久々に見たような雨粒の大きさと密度に見蕩れてしまったりする。これはワタシの主観なので話半分で聞いて欲しいのだが、そうねえ、あの雨密度の中なら確実に百mは泳げたね。空中を。つまり話半分で五十mは泳げたということだ。空中を。すげえぜ!
●とか思いつつ帰宅の途に就くが、駅近辺は押すな押すなの大混雑。駅の放送を聞くとどうやら京阪が冠水でストップし、あっちこっちの鉄道使って振替輸送してるらしい。その上でその振替先の鉄道も落雷で遅れ…とまあ、いろいろ大変みたい。早してやーとか何モタモタしとんねんとか不満の声がチラホラと。大変やねえ、「努力の末にトラブルなしで普通、ちょっと何かあったら糾弾対象」のインフラ系の人たちは。同情しますよ。
しかしまあ、これでまた新聞やTVニュースでは「脆弱さを露呈した現代の社会構造」なんてな文言が踊るんだろうかなあ。あんな雨降って「脆弱さを露呈」しない時代なんて今まであったのかいな、とは思いますがね。江戸時代なら橋が流れるぞ。今日中に帰れないどころとレベルが違うよな。
●…雨が上がりかけた町の風景、真っ黒けの空をバックに横っちょからの黄金夕陽で異様でありました。不思議とかシュールとか言うより、何か「光源設定に失敗した特撮カット」みたいな。