バンブーブレード/スケブ/もっけ

BAMBOO BLADE・9話。ダメ先生がただのダメ人になりそうになるの巻。向上してゆくためのモチベーションとして「オバハンの魔手によって先生を辞めさせられてまう!」ってのは、この作品的にはそこそこ強烈なシバリじゃないかな。最終的にスカて処理しちゃいそうな気もしますけどね。とりあえずこういう「お邪魔オバハン」はくじらの独壇場ですな。らきすたよりも…ま、あれはあれで。


ダン君は強くなるのか。天性の素質があるのか。そんで勉学が出来て強く美しく(桑島声の)彼女がいるのか。なんかこれはこれで妙な属性のキャラ付けではありますね。あと、前回の予告でチラッと言及されてたお嬢さんが出てきてたが…キャラデザインの記号性があまりにも「主要メンツですよー」なのでつい笑ってしまったですよ。メガネにホクロにツノ付きヘアスタイルに…って、これで一般人なら結構引く。


●スケッチブック10話。秋のご近所写生大会、そして(穏やかな)擾乱要素としての写真少女とわふわふ犬…って能登さんか! なんか脇の動物キャスティングが充実気味な作品ではあるな。


写真少女はネギシ先輩の妹さんであり、能登犬はネギシ先輩になつき…と、先輩が軸となって展開していくものの、先輩自体はそれほど物語的機能を持たない。構造としてはこないだの「写真とスケブの交換話」の延長線上にある話で、お互いの長所と違いを認識して仲良くね、ってとこですか。…さすが擾乱要素ってことで、妹さんのキャラ、作品世界からなんか浮いてるような気がするな。でも貴方の絵はいいですよ? ワシはそう思ったですよ?


もっけ9話。霧の中のお嬢さん。モヤモヤしたものに囚われた彼女は、そこから抜け出すことをしない。…作品中において最後までその煙が晴れなかったが、それ自体は悪いこっちゃねえんだよな。判るわワシもよー。気持いいもんね窖の中ってね。それでもラストには一瞬ぱあっとケムが晴れるんだけど、そのシーンの彩度の鮮やかさが見事でした。ここまでずうっと陰鬱な画面に設定してあったからなあ。


上品で知的で落ち着いてて、んで声が桑島法子のお嬢さんと来れば必ず二面性キャラだよな、と思ってたら陽性の方にシフトしましたな。「暗い→明るい」コースの桑島さんって割とレアケースかも知れない。あとどうでもいいですがワタシ、エンエンラ(えんらえんら)のモノマネをしたことがあります。手の位置と表情がキーポイント。